[tomoyo-users 20] Re: セキュリティ強化 OS によるログイン認証の強化手法 (CERBERUS) について

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Tetsuo Handa from-****@i-lov*****
2005年 11月 19日 (土) 09:53:16 JST


 おはようございます。

> 配信のメールアドレスは、1つで良いのですが、
> 認証のメールアドレスを複数登録する事はできないでしょうか?
> 
> サーバのポリシで、FROMにアカウント以外を使うと弾かれるので・・・
学校から https アクセスができるのであれば、
投稿用にWebメールのアカウントを用意するのが良いと思います。

> なんとか、KEROCHANとか、KeRo-Chainとかにできませんか?(笑
「人生^H^H認証いろいろや」という風に覚えておいてください。(笑)

> TOMOYOの場合、ログインシェルの遷移の違いによる運用が可能な点で、
> 変わってくるのでしょうか?
「ログインシェルの遷移の違い」というより
「ドメイン遷移の違い」という方が正確かもしれません。
TOMOYO では「プログラムを実行するたびにドメイン遷移を行なう」という
方法を採用しています。ドメインの数が多くなって大変そうに見えますが、
それを逆手に取った応用も可能になるわけです。

root のログインシェルを falsh にして、
全員が root としてログインしてもらいます。
ここまではドメイン遷移は共通です。
その後で役割に応じて異なる追加の認証プログラムを
実行することでドメイン遷移を分割することができます。
例えば、
「ログインシェルから honey を実行するとWebサービスの管理だけが行なえる」
「ログインシェルから candy を実行するとFTPサービスの管理だけが行なえる」
みたいな使い方です。
これが(日経IT Proさんの記事には登場しませんでしたが)
開発コード YUE (Your User-role Enforcer の頭文字)です。
Linux Conference 2005 の論文の中でちょこっとだけ触れられています。

追加の認証を直列に配置すれば CERBERUS 、並列に配置すれば YUE になります。

>  falshは、内部コマンドを含まないシェルで、サービス妨害を避けるため
>  最初に必ず通るログインシェル(fast login shell)というコトですね。
はい。その通りです。



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