tinyvisor (1.8) | 2016-11-13 20:03 |
これからTinyVisorを使用する方の参考のため、動作実績のあるOSの情報を本ページに記述します。
○: 動作した ☓: 動作しなかった
項番 | OS | 種別 | VM0 | VM1 | 備考 |
15 | FreeBSD 10.3-RELEASE | amd64 | ○ | ○ | |
14 | Fedora 24 (Linux 4.5) | amd64 | ○ | ○ | VM1で画面を使うためには作業が必要。 注意事項・ノウハウ参照のこと。 |
13 | Debian GNU/Linux 8 (Linux 3.16) | amd64 | ○ | ○ | VM1で画面を使うためには作業が必要。 注意事項・ノウハウ参照のこと。 |
12 | FreeBSD 10.2-RELEASE | amd64 | ○ | ○ | |
11 | Fedora 22 (Linux 4.1) | x86_64 | ○ | ○ | VM1で画面を使うためには作業が必要。 注意事項・ノウハウ参照のこと。 |
10 | Windows 10 | x64 | ○ | ☓ | r339 以降でVM0で起動可能。r338以前では、CRITICAL PROCESS DIEDのブルースクリーンで起動不可。#35522 参照のこと。 試していないが、Windows 8.1と同様にVM1では起動不可のはず。 |
9 | Fedora 21 (Linux 3.17) | x86_64 | ○ | ○ | r324 で VM0 にて起動可能なことを確認したが、起動が遅かった。 r326 で正常に起動するようにした。#34907 参照のこと。 r326 で VM1 にて起動可能なことを確認した。 |
8 | FreeBSD 10.0-RELEASE | amd64 | ○ | ○ | r184以降でVM0,VM1で起動可能。r183以前ではVM entry failureでVMMがpanicする。#33509 参照のこと。 |
7 | Windows 8.1 | x64 | ○ | ☓ | r164 以降でVM0で起動可能。#32913 参照のこと。 VM1では起動不可。#33011 参照のこと。 |
6 | Fedora 20 (Linux 3.11) | x86_64 | ○ | ○ | r151以降で正常起動。r150以前では複数の論理プロセッサを認識できない。#32812 参照のこと VM1で画面を使うためには作業が必要。 注意事項・ノウハウ参照のこと。 |
5 | FreeBSD 9.2-RELEASE | amd64 | ○ | ○ | VM0では、X Windowの起動にも成功。 VM1では、X Windowの起動はできなかったが、sshではログイン可能。 |
4 | FreeBSD 9.1-RELEASE | amd64 | ○ | ○ | |
3 | Debian GNU/Linux 7 (Linux 3.2) | amd64 | ○ | ○ | 注意事項参照のこと。 |
2 | FreeBSD 9.0-RELEASE | amd64 | ○ | ○ | r52以降から起動可能。 |
1 | Debian GNU/Linux 6 | amd64 | ○ | ○ |
私のPCでは、VM1に割り当てたビデオカードにつながっているモニターにログイン画面が表示されませんでした。 ログイン画面を表示させるために、次の作業が必要でした。
Section "Device" Identifier "Device0" BusID "PCI:01:00:0 EndSection
私のPCでは、VM1に割り当てたビデオカードにつながっているモニターにログイン画面が表示されませんでした。 ログイン画面を表示させるために、次の作業が必要でした。
Section "Device" Identifier "Device0" BusID "PCI:01:00:0 EndSection
私のPCでは、VM1に割り当てたビデオカードにつながっているモニターに表示されたログイン画面でログインしたところ、すぐにログイン画面に戻ってきてしまいました。 デスクトップ画面を表示させるために、次の作業が必要でした。
Section "Device" Identifier "Device0" BusID "PCI:01:00:0 EndSection
#35525 参照。
私のPCでは、VM1に割り当てたビデオカードを使って画面を表示するために、次の作業が必要でした。
私のPCでは、VM1に割り当てたビデオカードを使って画面を表示するために、次の作業が必要でした。
#32829 参照。
次の方法でも、画面を表示できました。
/etc/default/grubを編集し、GRUB_CMDLINE_LINUXにオプションを追加します。
console=ttyS0,115200 console=tty0
起動初期のメッセージを表示するには、次のオプションも追加します。
earlyprintk=ttyS0,115200
よりたくさんのメッセージを出力するためには、次のオプションも追加します。
loglevel=10
GRUB_CMDLINE_LINUXやGRUB_CMDLINE_LINUX に rhgb や quiet がある場合は、削除します。
GRUBの画面をシリアルコンソールに出力するためには、次の記述も追加します。
GRUB_TERMINAL="serial console" GRUB_SERIAL_COMMAND="serial --speed=115200 --unit=0 --word=8 --parity=no --stop=1"
/etc/default/grub の更新が終わったら、Debian GNU/Linux 8,7 の場合 、update-grubコマンドを実行します。
Fedora 24,22,21,20の場合、grub2-mkconfig -o <grub.cfgのパス>コマンドを実行します。<grub.cfgのパス>は、UEFIによるブート時は/boot/efi/EFI/fedora/grub.cfgで、BIOSによるブート時は/boot/grub2/grub.cfgです。
r277 以降の場合は、NMI watchdog を無効化する必要はありません。
r277 より前の場合、Debian GNU/Linux 7.0とFedora 20では、カーネルオプションに nmi_watchdog=0 を指定する必要があります。 VMM は NMI を受け取ると panic するため、nmi_watchdog=0 を指定しないと NMI watchdog が有効になった直後に VMM が panic します。
Debian GNU/Linux 7.0の場合 、/etc/default/grubのGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTに「nmi_watchdog=0」を追加し、update-grubコマンドを実行します。
Fedora 20の場合、/etc/default/grubのGRUB_CMDLINE_LINUXに「nmi_watchdog=0」を追加し、grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfgコマンドを実行します。
シリアルコンソールにカーネルメッセージを出力させるためには、 /boot/loader.conf.local を作成し、次の内容を記述します。
console="comconsole,vidconsole" comconsole_speed="115200"
よりたくさんのメッセージを出力するためには、次の内容を追加します。
boot_verbose="YES"