注目トピック

Wikiガイド

最近の更新

2022-12-28
2021-10-12
2018-08-20
2013-10-30
2013-02-06
2011-06-22
2010-08-13
2009-03-27
2008-11-14
2008-11-13
2008-10-01

ディストリビューション動作確認情報トップ i110Ra_1h_small.jpg

Express5800/i110Ra-1h

対象ディストリビューション:Red Hat Linux 9 ( KERNEL 2.4.20-8 )

本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。 ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。

記号の意味

◎…当該ディストリビューションで動作可能
○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能
×…動作不可
-…未サポート

■製品情報

ハードウェア製品情報はこちらを参照してください。

■インストール確認

ハードウェア構成

構成1 (SATA2)

  • N8100-1366Y:Express5800/i110Ra-1h ディスクレスモデル Pentium M 1.73GHz×1
  • N8102-242:512MB増設メモリボード×1
  • N8150-204A:増設用80GB HDD (SATA2/300/7200rpm)×1
  • N8150-205A:増設用160GB HDD (SATA2/300/7200rpm)×1
  • N8160-64:外付けDVD-ROM×1

構成2 (AACRAID)

  • N8100-1368Y:Express5800/i110Ra-1h ディスクレスモデル Pentium M 2GHz×1
  • N8102-242:512MB増設メモリボード×1
  • N8116-06:ライザカード×1
  • -:Adaptec 2410SA (SATA RAID)×1
  • N8150-206A:増設用250GB HDD (SATA2/300/7200rpm) [RAID1]×2
  • N8160-64:外付けDVD-ROM×1
  • N8460-002:外付け FDD×1

動作確認

構成1

  • 評価項目:結果:コメント
  • OSのインストール:◎(注1,2):CD-ROM からの Boot にてインストール。
  • X Window Systemの動作:◎:1024x768 LCD(注4)
  • PS/2 マウス・キーボード:◎(注5)
  • 標準LANポート:○:telnet, ftpの動作を確認。(注6)
  • CPUの認識:◎cat /proc/cpuinfoを確認。
  • メモリの認識:◎cat /proc/meminfoを確認。
  • 作成パーティション数:◎:ドライブ全領域を使用。
  • ハードドライブ:◎:ファイルのコピー/比較を確認。
  • フロッピードライブ:◎:OS起動後に接続して自動認識に問題なし。ファイルのコピー/比較を確認。
  • 外付けDVD-ROMドライブ:◎:OS起動後に接続して自動認識に問題なし。ファイルのコピー/比較を確認。
  • RAIDドライブの縮退動作:-:電源断後にRAID構成のHDDを1つ取外しても、起動・動作。
  • RAIDドライブの再構築:-:電源断後にDEADのDISKを交換し、POSTユーティリティにて再構築後、起動・動作。
  • RAIDユーティリティ(ASM)の動作:-:Dead/Rebuild/OK状態の表示(注7)
  • 負荷ランニング:48h:各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの負荷。
  • 再起動:10:10回以上
  • シリアル・コンソール:◎:設定を行うことで、コンソール出力が表示される。ログインできる。

構成2

  • 評価項目:結果:コメント
  • OSのインストール:○(注3):CD-ROM からの Boot にてインストール。
  • X Window Systemの動作:◎:1024x768 LCD(注4)
  • PS/2 マウス・キーボード:◎(注5)
  • 標準LANポート:○:telnet, ftpの動作を確認。(注6)
  • CPUの認識:◎cat /proc/cpuinfoを確認。
  • メモリの認識:◎cat /proc/meminfoを確認。
  • 作成パーティション数:◎:ドライブ全領域を使用。
  • ハードドライブ:◎:ファイルのコピー/比較を確認。
  • フロッピードライブ:◎:OS起動後に接続して自動認識に問題なし。ファイルのコピー/比較を確認。
  • 外付けDVD-ROMドライブ:◎:OS起動後に接続して自動認識に問題なし。ファイルのコピー/比較を確認。
  • RAIDドライブの縮退動作:◎:電源断後にRAID構成のHDDを1つ取外しても、起動・動作。
  • RAIDドライブの再構築:◎:電源断後にDEADのDISKを交換し、POSTユーティリティにて再構築後、起動・動作。
  • RAIDユーティリティ(ASM)の動作:○:Dead/Rebuild/OK状態の表示(注7)
  • 負荷ランニング:48h:各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの負荷。
  • 再起動:10:10回以上
  • シリアル・コンソール:◎:設定を行うことで、コンソール出力が表示される。ログインできる。

(注1) インストールに際して、BIOS設定の変更を行ってください。これによりHDDが認識されます。

BIOS設定変更手順

  1. 起動時にF1キーで、BIOSセットアップメニューに入る。
  2. Advancedメニューを開く。
  3. Integrated Peripherals を選択。
  4. On Chip IDE Device を選択し、次の設定を行う。
    On-Chip Serial ATA : Combined Mode
    PATA IDE Mode : Secondary
    

(注2) HDDがPIOモードのため、インストールに時間がかかります。
インストール終了後にカーネルパッチ「RH9_ICH6_DMA_2.4.20-8.patch」を適用してカーネルを再構築することで、HDDをDMAモードで利用できるようになります。その際、コンフィグは、「configs/kernel-2.4.20-i686.config」を利用します。
パッチ適用とカーネル再構築の手順は以下。

  1. パッチファイル を /tmp 配下にコピーします。
  2. パッチを適用します。次を順に実施してください。
    # cd /usr/src/linux-2.4.20-8
    # patch -p1 < /tmp/RH9_ICH6_DMA_2.4.20-8.patch 
    
  3. カーネル名を変更する場合は、以下に示す Makefile の EXTRAVERSION を変更してください。
    VERSION = 2
    PATCHLEVEL = 4
    SUBLEVEL = 20
    EXTRAVERSION = -8custom
    
  4. カーネルとモジュールを再構築します。次を順に実施してください。
    # make mrproper
    # make menuconfig
    
    (画面下位にある「Load an Alternate Configuration File」を選択してください。configs/kernel-2.4.20-i686.config と入力し、<OK> を押下してください。<Exit> にて画面を抜け、<Yes> を押下し、config をセーブしてください。)
    # make dep
    # make clean
    # make bzImage (エラーにならないことを確認してください。)
    # make modules (エラーにならないことを確認してください。)
    # make modules_install[[BR]]
    # make install[[BR]]
    

以上で、カーネルの再構築は終了です。再起動時のGRUBメニューでパッチ適用カーネルを選択してください。

DMAモードを確認するには次のコマンドを実施してください。

# hdparm -v /dev/hda

(注3) Adaptec社のWebサイトよりドライバFDイメージ 「aacraid-drv-1.1.5-2371-i686-rh9.img」 をダウンロードし、ドライバFDを作成します。USB DVD-ROM、USB フロッピードライブを接続し、インストール時に「linux dd」でドライバFDを導入します。

(注4) モニタあるいはVGA折り返しコネクタを接続した状態でOSを起動してください 未接続の場合、起動後にモニタを接続しても表示ができないことがあります。

(注5) この構成では、PS/2 マウス・キーボードを未接続の場合に起動できないことがあります。この問題は、BIOS ver 1.70 にアップデートすることで解決します。 こちら ( U3B10170.EXE 管理No.2217001151 )から入手してください。

(注6) インストール後にLANドライバをアップデートします。
intel社WEBから e1000-6.0.60.tar.gz, e100-3.4.10.tar.gz を入手(2006年3月現在)、ビルド、適用。

(注7) RAIDボードに添付の CD-ROM から説明書に従いインストールし使用します。

(参考) ソフトウェアの構成

 名称RH9追加・変更備考
Kernelkernel2.4.20-8-SATA-HDD利用時はカーネルpatchを適用。
Raidドライバaacraid-1.1-5[2371]Adaptecサイトより入手。
LANドライバe100認識せず3.4.10intelサイト最新ver。
LANドライバe1000認識せず6.0.60intelサイト最新ver。
RAIDユーティリティASM-2.12説明書に従う。

■HDD増設

  • 型番:機器名称:結果:評価概要
  • N8150-204A:増設用80GB HDD(SATA2/300/7200rpm):◎:ファイルのコピー/比較動作を確認。
  • N8150-205A:増設用160GB HDD(SATA2/300/7200rpm):◎:同上
  • N8150-206A:増設用250GB HDD(SATA2/300/7200rpm):◎:同上

■LAN増設

  • 型番:機器名称:結果:評価概要
  • N8104-88:100BASE-TX接続ボード(LowPro)×1:○:telnet, ftpの動作を確認。(注1)
  • N8104-115:1000BASE-T接続ボード(LowPro)×1:○:同上

(注1) インストール後にLANドライバをアップデートします。
intel社WEBから e1000-6.0.60.tar.gz, e100-3.4.10.tar.gz を入手(2006年3月現在)、ビルド、適用。

■USB機器

  • 型番:機器名称:結果:評価概要
  • N8460-002:外付け FDD×1:◎:OS起動後に接続して自動認識に問題なし。ファイルのコピー/比較を確認。
  • N8160-64:外付け DVD-ROM×1:◎:同上

ユーザーコメント欄(コメントを書く

ディストリビューション動作確認情報トップ