LiveCD-2008.0 (RC3) | 2008-02-28 04:17 |
non-WIMPyで9ishなX11上で動作する動的ウインドウマネージャ。
スクリプトによる拡張が可能で、9Pファイルシステムインターフェイスを備え、
古典的ウィンドウ管理とacme-likeなタイル型ウィンドウ管理をサポートする。
小さくて洗練されたハックし易く美しいコードベースである様にメンテナンスされている。
C言語で記述されたコアとPlan 9 rc、或いはPOSIX shサブセットで記述され
たスクリプトで構成される。
コア側の変更可能な全ての設定をファイルシステムに実装した事で、原理的には
ファイルI/Oのあるモノなら、どんなものでもこの付属するスクリプトの代替と
なる。
このファイルシステムによる実装はユーザー側への最大限の自由を保証し、且つ、
動的な設定変更を可能にしている。
但し、ファイルI/Oが有っても、コア側が提供するファイルシステムの理解する
9Pを直接喋る事が出来なければ、
等を使用して、このファイルシステムをユーザーランドプログラムが通常のファイル として使用出来る様にマウントする必要が有る。
*nixアプリケーションで常用される伝統的な${HOME}/.*rcにそのまま該当
する静的な設定ファイルは存在しない。
wmiiの設定は、ビルド時に決まるグローバルなスクリプト
か、ユーザー毎のローカルなスクリプト
が起動時、或いはユーザーのアクションに応じて、コア側が提供するファイル
システムに適当な内容を書き込む事で動的に設定される。
それぞれ前者はPlan 9 rcで、後者はPOSIX shサブセットで記述されている。
Plan 9 rcが利用出来る場合、wmiiはデフォルトではrc.wmiiを使用する。
この場合、
と言う別のファイルに記述されたスクリプトでデフォルトのスクリプトの内容の 一部、或いは全てをオーバーロードする事が出来る。
wmiiの使用するフォントの設定は、X論理フォント記述(X Logical Font
Description, XLFD)である。
適当なUTF-8なフォントが用意出来れば、wmiiは内部でlibiconvとlibutfを
使用しているのでマルチバイト文字の表示も可能である。
適当なXLFDを見つける為には、xfontsel等を利用すると良い。
なお,changeset 2458 f4cd1cc8e757にて、Xftのサポートが追加された。
以下、wmiiで使われる用語に関して記述する。
以下、デフォルトで使用されるキーバインドについて説明する。 なお、これらのキーバインドは設定ファイルであるスクリプトで動的に設定される。 故に、当該部分のスクリプトを変更する事でキーバインドは如何様にでも変更可能である。 デフォルトでは$MODKEYにはMod1(大抵のキーボードでAlt)が使われている。