PowerEdge 1950とは

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PowerEdge 1950の特徴

 PowerEdge 1950は、型番が示すように、第9世代(9G)の1Uのラックマウントサーバーです。その特徴を端的に挙げると以下のようになります。

  • 64ビットマシン、最大2基のCPU
  • 32GBまでのメモリ
  • 冗長電源可(2台まで)
  • IPMI v2.0対応(リモートコントロール)
  • ハードディスクに3.5インチ×2もしくは2.5インチ×4の選択が可能
  • 光学ドライブ装備

 標準でIPMI v2.0対応のBMC(Base Management Controller)を搭載し、デルの管理ツール「OpenManage」またはIPMI準拠の一般ツールでリモート管理ができます。さらにオプションのDRAC(Dell Remote Access Controller)5を装備すると、専用ポートからの操作やリモートからのファイルイメージのマウントなど、より高度なリモート管理が行えるようになります。

 RAID構成に関しては、標準で専用コントローラを搭載していませんが、オプションのPERC 5/iを内蔵でき、ホットスペアも可能になります。最大容量は1.5TB(SATA 750GB×2の構成)で、EMC製品など外付けの拡張ストレージもあります。

 外形寸法はフロントベゼル込みで42.6×482.6×786.3 mm(高さ×幅×奥行)で、質量は最大構成で16.3Kgとなっています。

OSをインストールするにはDRACがあると便利

 フリーのLinuxをインストールしたい場合など、プリインストールのOSを使わず、自分でインストールしていくには、DRACがあると便利です。購入直後の本体とノートPCをイーサネットケーブルで繋ぐだけで、電源投入からOSのインストール、稼動まで、Webブラウザ経由で操作できます。インストール元メディアもリモートからの仮想マウントが可能なので、ノートPCにインストール元イメージをダウンロードしておけば、ほかに必要な機材がありません。  なお、DRACがない場合は、ローカルでBMCの設定を行うなど、多くの場合、初期導入時にキーボードやモニターを接続しての作業が必要になります。

DRAC5経由でのCentOS 5のインストール