OMSAをDebian GNU/Linuxの32ビット版(i386)に導入するには、64ビット版と若干異なった方法になります。以下、要点です。
Debianのインストールが終了した後の手順は、以下のようになります。
ftp.sara.nlにはamd64版(バイナリ自体は32ビットだがパッケージはamd64版)しかないので、これを使います。
もし、32ビット版を作られた方がいらっしゃれば、ぜひlinuxserver-wikimaster <at> lists.sourceforge.jp宛まで教えてください。
標準ではインストールされていないlibstdc++5が必要になるので、openipmiやrpmパッケージとともにインストールしておきます。
apt-get install openipmi apt-get install rpm apt-get install libstdc++5
amd64アーキテクチャのものをインストールするので、アーキテクチャを無視するオプションを付けます。また、32ビット版では必要のない、32ビット互換ライブラリへの依存関係がパッケージに記載されていますので、依存関係も無視するオプションを付けてインストールします。
dpkg -i --force-architecture --force-depends dellomsa_5.3.0-9.deb
以上でインストールは終了です。amd64環境で行うPAMの修正は、i386環境では必要ありません。OMSA Webインターフェイスの起動、ディスクコントローラにSASを利用している場合の作業などは、DebianでのOpenManage Server Administratorのインストールを参照してください。