IPAX2009に出展:オープンソースによる"究極"のマークシート処理系、SQS
2009-05-06 17:10 (by bool)

2009年5月26日(火)/27日(水)に開催されるIPAX2009にて、「SQSプロジェクト」の最新の成果物をデモンストレーションします。

SQSプロジェクトとは

SQSは、オープンソースによる「"究極"のマークシート処理系」を目指すもので、XMLなど各種の標準技術を活用することで開発を進めています。SQSプロジェクトの成果物であるソフトウェアは、全国各地の公立学校をはじめとして、行政機関、企業、NPOなどの多種多様な利用者により、幅広い場面で活用されています。SQSプロジェクトでは、こうしたアプリケーションを提供することで、オープンソース的発想に基づく「調査2.0」コミュニティの創出をしたいと考えています。

展示内容

IPAX2009では、SQSプロジェクトが現在までに開発した次の2種類のアプリケーションを展示し、来場者に利用体験をして頂くことができます。

  • SourceEditor2.0
    • アンケート実施媒体非依存なアンケート設計・マークシートPDFを出力するアプリケーション。アウトラインエディタ形式のXMLエディタで、W3C XForms, SVG, Print, XSLT, XSL-FOなどのXML標準を活用することで実現されています。
  • MarkReader2.0
    • マークシートのスキャン画像を読み取り集計しExcelやCSVを出力するアプリケーション。LAN内の複数のマシン上で起動させておくと、IPマルチキャストによるP2P型通信を通じて自動的にクラスタが構成されます。このクラスタ上で分散並列処理をすることにより、マークシート読み取りや自由記述欄画像の抽出処理を、1台での処理と比べて最大10倍程度まで高速化できます。

IPA「未踏ソフトウェア創造事業」によるSQSへの支援

SQSプロジェクト責任者・開発者である、久保裕也(千葉商科大学 政策情報学部 准教授)は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の2007年度I期「未踏ソフトウェア創造事業」に採択され、「天才プログラマー/スーパークリエータ」認定を受けています。IPAX2009開催期間中、会場内e-29ブースには、久保裕也が常駐します。

IPAX2009開催概要

日時:2009年5月26日(火)/27日(水) 10:00〜17:30 (27日は、17:00まで) 会場:東京ドームシティ プリズムホール 入場料無料(要事前登録) http://www.ipa.go.jp/event/ipax2009/

e-29: 「調査2.0」の世界を拓く:Shared Questionnaire System2.0 http://www.ipa.go.jp/event/ipax2009/exhibitors_summary.html#mitou29

SQSプロジェクト

Shared Questionnaire System project news list