[Senna-dev 799] sen_query_exec()関数でsen_rec_section単位に設定したrecordsに検索結果を追加したい

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Akihiro YAMANOI a.yam****@gmail*****
2008年 3月 5日 (水) 18:06:35 JST


山野井です。
sen_query_exec()関数への要望です。段落単位や出現位置単位に設定したレコードに対し、
検索結果を追加・削除する際の動作に関してです。

以下の手順で検索クエリを発行し、段落単位での検索結果を得たいと考えています。
(1). sen_records_open()の引数record_unitに「sen_rec_section」を指定し、検索結果を段落単位に設定する。
(2). sen_query_exec()でクエリを発行し、結果をrに得る。
(3). sen_query_exec()で別のクエリを発行し、結果をrに追加する。

以下のようなプログラムになります。
---
sen_index *i = sen_index_open("/path/to/index");
sen_records *r = sen_records_open(sen_rec_section, sen_rec_none, 0);  /* (1) */
{
    sen_query *q = sen_query_open("query string", 12, sen_sel_and, 32,
sen_enc_utf8);
    sen_query_exec(i, q, r, sen_sel_or); /* (2) */
}
{
    sen_query *q = sen_query_open("another query", 13, sen_sel_and,
32, sen_enc_utf8);
    sen_query_exec(i, q, r, sen_sel_or); /* (3) */
}
---
Senna-1.1.1で上記を実行してみた結果、(2)の結果は期待通りに得られるのですが、
(3)の検索結果がrに反映されませんでした。

query.cファイルを覗いてみたところ、485行目辺りに以下のような記述があります。
s = n ? sen_records_open(sen_rec_document, sen_rec_none, 0) : r;

どうやらrとsの単位が不一致のため動作しないのではと思い、以下のように無理矢理
単位を一致させるよう書き換えてsennaを再コンパイルしたところ、上記プログラムが
期待通りの動作をするようになりました。
s = n ? sen_records_open(r->record_unit, r->subrec_unit, 0) : r;

→1件以上の検索結果が入ったレコードに対して、
 sen_query_exec()が結果を追加・削除できるのは
 sen_rec_document単位の場合のみという仕様(?)


現在のところ(senna本体は書き換えず)、この仕様を避けるために呼び出し側で
空のレコードをsen_query_exec()に渡して結果を得た後、sen_records_union()等を
呼ぶようなコードを書いています。
(良く見るとsen_query_exec()関数内に同じ事をしているswitch文がありました)

段落単位や出現位置単位に設定したレコードに対してもsen_query_exec()だけで
検索結果を反映できるようになれば、重複したコードを書かなくて良くなり便利
だと思います。もしもSennaの仕様上可能でしたら、ぜひご一考下さい!

どうぞよろしくお願いいたします。




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