過去に読み上げた情報をクリップボードにコピーしたい
下記のブランチで行った作業は、スピーチビューワーと点字ビューワーを Alt+Tab で切り替え可能(フォーカス可能)にする変更です。
キーボード操作で Ctrl+A, Ctrl+C してクリップボードにコピーする、という操作ができることを確認しています。
また、Alt+Space で最大化などのシステムメニューが開くようにしました。
スピーチビューワーの文字の大きさをすこし大きくする修正もしました。
最小化ボタンを有効にすると stay on top 属性(常に一番上にウィンドウを表示)がうまく動かないので、閉じるボタンと最大化ボタンのみ有効にしています。
いままで気になっていたスピーチビューワーと点字ビューワーの外見や挙動の違いも、ついでになるべく統一しました。
もうすこし検討してみます。
[ti33071 2b228b2] work around speech/braille viewers. 2 files changed, 7 insertions(+), 6 deletions(-) To ssh://git@bitbucket.org/nvdajp/nvdajp.git * [new branch] ti33071 -> ti33071
スピーチビューワーと点字ビューワーのウィンドウ透明度を80%にする変更を実験中です。
stay on top ウィンドウの下がすこし透けて見えるので、視力のある人には便利になりそうですが、好みが分かれるかも知れません。
それとは別に、現状では NVDA メニューのスピーチビューワーというメニュー項目そのものがトグルになっているのですが、ウィンドウを Alt+F4 などで閉じたときにチェック状態と矛盾する、という不具合が起きているので、要対応です。
本作業に関するテスト版を作りました。
NVDA 日本語テスト版 jpbeta140204
https://dl.dropboxusercontent.com/u/62564469/nvda_jpbeta140204.exe
Windows 8.1 ではスピーチビューワーのウィンドウを選択して Windows+左矢印(または右矢印)を押すと、デスクトップの半分の大きさで表示するようにワンタッチで操作できます。
Windows 8.1 以外の環境ではまだテストしていません。
ウィンドウ透明度(不透明度)は90%に変更して、メニュー項目のトグル状態を window close と連携するように修正しました。
本変更 (ti33071) を jpbranch にマージしました。
テスト版を更新しました。
NVDA 日本語テスト版 jpbeta140206
https://dl.dropboxusercontent.com/u/62564469/nvda_jpbeta140206.exe
らくらくNVDAのメーリングリストで議論になっている件について。
NVDA が過去に読み上げた情報をクリップボードにコピーしたい、というユースケースがあるようです。
アプローチ:
後者に関連して、スピーチビューワーのエディットコントロールにフォーカスを移動してコピーペーストを実行することが難しい、という指摘もあります。