Yukinobu Hamuro
hamur****@adm*****
2004年 1月 14日 (水) 19:12:23 JST
羽室です。 Satoshi MACHINO さんは書きました: >まちの です。 > >こちらで少しマニュアルへのコメントをさせてください。 > >On Wed, 14 Jan 2004 07:24:17 +0900 >Yukinobu Hamuro <hamur****@adm*****> wrote: > > >> B) RedHat系SRPMSファイルによるインストール >> >> SRPMによるインストールは、musashi-1.0.3-1.src.rpmのソースファイルからコンパイルを行い、できあがったコマンドをRPMSファイルとしてパッケージ化します。そ のパッケージ化されたRPMSファイルを上記A)の手順でインストールします。musashi-1.0.3-1.src.rpmを所定のディレクトリ(注)に置き、以下の手順にてインストールを行 います。 >> # cd 所定のディレクトリ >> # rpm -i musashi-1.0.3-1.src.rpm >> # cd ../SPECS >> # rpm -bb musashi.spec >> # cd ../RPMS >> # rpm -i musashi-1.0.3-1.i386.rpm >> >> >>注:Vineなら/usr/src/redhat/SRPMS、Turboなら/var/src/rpm/SRPMS。RPMについてはここに詳しい。 > >羽室先生の方法で誤りではありませんが、 >srpmからrpmを作成する場合ならば以下の方法がお薦めです。 >specを修正したり、何か手直しするならば上記の方法になります。 > >また羽室先生の方法はパッケージ作成時にも管理者権限である必要があります。 >パッケージ化の作業時に誤操作などでシステムに影響させないためにも >出来るだけ一般ユーザで作業を行う事をお薦めします。 ># わかっていて管理者権限で作業される方は構わないのですが... なるほど。 それはそうですね。 >まずrpmパッケージを扱う作業場所を確保します。 >一般ユーザのホームディレクトリ以下にrpmという作業領域を作ります。 >ここではホームディレクトリに作りますが、別に他の場所でも構いません。 >その場合はpathを適宜読みかえてください。 > >% cd <--- 自分のホームディレクトリをカレントディレクトリにする >% mkdir -p ~/rpm/{SPECS,SOURCES,SRPMS,RPMS/i386,RPMS/noarch,BUILD} >% vi .rpmmacros > >".rpmmacros"という名称のファイルを作成する。 >中身は以下。 >===== .rpmmacrosの内容 ===== >%_topdir (homeディレクトリのpath)/rpm > >===== ここまで ===== > ># VineLinuxでは通常にアカウントを作成すると上記作業はdefaultでされています。 > >% cd rpm/SRPMS (ここにmusashi-1.0.3.src.rpmを置きます) >% rpmbuild --rebuild musashi-1.0.3-1.src.rpm >または >% rpm --rebuild musashi-1.0.3-1.src.rpm >これでrpm/RPMS/i386以下にmusashi-1.0.3-1.i386.rpmが生成されます。 > >パッケージのインストールには管理者権限になり行います。 >% su ># rpm -i ~/rpm/RPMS/i386/musashi-1.0.3-1.i386.rpm ># exit >% ありがとうございます。 早速、上記の内容を反映させていただきたいと思います。 それと、非常に根本的なことを伺いたいのですが、こういったご指摘をWebページの内容に反映させるとき、 作者の情報を明記するのがOSSのルールでしょうか? 研究の世界では出所を明確にするのがデフォルトなもので。 >おそらくbuildチェックできたRPM系のどのディストリでも同じ方法で >対応可能なはずです。 了解しました。 石倉さん、Vine2.5でも、一応試してください。 >> C) tarballソースからのインストール >... >> % ./setdocenc.sh ja-sjis > >この作業はcygwin以外でも必須でしょうか? >(solarisには書かれておりませんけども) setdocenc.shスクリプトはmanとhelpのエンコーディングを変える作業をしています。 正式に言えば、Cygwin以外、例えばLinuxでsjisをデフォルトで利用している環境(そのようなものがあるか定かではありませんが) では、必要になってきます。 一般的には、Cygwinのみと考えてよいと思います。 ただ、solarisは問題です。デフォルトのエンコーディングをEUCとUTF-8とで選ぶことができるようなので、 そのあたりの記述も、Solarisのインストールマニュアルには追加しておきます。 >> 動作確認 備考 >> FedoraCore1 ○ > >パッケージのbuildは○ですが、標準ではUTF-8なmanがないので >manは英語表示になります。 ># Fedoraを対応リストに加えるならばUTF-8なmanも必要かもしれません。 ># Fedora自体をLANG=ja_JP.eucJPにしている方は問題ないと思います。 これからUTF-8でもOKなように作業にとりかかります。 いろいろなご指摘、非常に助かります。 ありがとうございました。 ---- Yukinobu Hamuro hamur****@adm*****