matsuand です。 この後にしっかりとまとめていきますので、 本メールでは「Note メモ vs. 注記」についてのみ返信します。 > 「メモ」はあまりに軽すぎると感じました。 > 実際の利用例を見ると、細かな差異や補足情報が書かれていることが多く、 > 日本語の「メモ」が与える印象よりは「注意」に近いことが多いです。 > (少なくとも LDP man-pages においては、そう思います。) > > 「注意」をとにかく見直したいという場合、 > 代替案としては「備考」「注記」「補足」などを候補として挙げておきます。 > #どれか選べと言われれば「注記」に一票入れます。 「メモ」が軽すぎるという点に関しては、主観的なところでもあり、 特に反論しません。 むしろ(Note の利用は)「注意に近いことが多いです」への意見です。 これは私は、英文上であっても Note に対する定義、用法が明確に 為されていないから発生している、本来あるべき形ではないと 思っています。要は著者が誤って使っている可能性があるということ。 今、一所懸命、論拠となる公的機関の定義を探そうとしているのですが、 まだ探し出せていません。NASA、米国規格協会(ANSI)、日本工業規格 等々をあたっています。 根拠としては薄弱ですが、1つ以下の参考URLを示します。 https://paligo.net/docs/en/admonitions--notes,-warnings,-tips,-etc--.html ここには Note の意味として以下のように説明しています。 The note is normally used for general information that you want to stand out. 際立てて説明しておきたい一般情報、です。注意喚起のニュアンスはあまり 感じられません。 また別観点として、交通標識や製造者責任法(PL法)は、なんとなくどなたもが ご存じかと思いますが、標識記号の背景色により色分けを行っていて、 赤=危険、黄色=注意警告、青色=情報、としています。 dockbook-xml や asciidoctor では、その交通標識のように、アイコン表示が できるようになっています。Note には「青を背景として中央に i の文字、 全体を丸形状で囲んだアイコン」が用いられます。 Note は Info や Information と同列であり、少なくとも警告や注意を意味する 黄色標識ではありません。 どう感じられますか? 私は「メモ」でなくてもよいです。 でも注意喚起を意味する「注記」「注意」には反対です。 そのうち、多くの方が (たとえ用法を間違っていても) 「注記」を支持して いけば、そのうちそこに引きづられて、そういう定義になってしまうかも しれません。そういうところまで、まだ行っていない、というのが私の論です。