[JM:02866] Re: manページ翻訳時の留意事項その2

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長南洋一 cyoic****@maple*****
2021年 8月 20日 (金) 16:32:54 JST


長南です。

> 今、util-linux の翻訳作業中なのですが、
> そこで気づいたこととして、以下の状況があります。
> (1) ソース tarball 内に man ページが含まれている、
> (2) ただし make install すると、必ずしもすべての
>  man ページをインストールするわけではない。

> 実装が古くなったり、他パッケージの同等ファイルに
> 道をゆずったり(?)といった状況でしょうか・・?

大体そういうことだと思います (もっとも、ディストリビューションによっては、
そうした util-linux のコマンドを今でも使っていることもあります。下記の
リストを参照)。デフォルトで man ページがインストールされないそうしたコマンドは、
実行ファイルもデフォルトではインストールされないのではありませんか。

こちらとしては訳せる man ページは訳しておいて、どの man ページを収録するかは、
ディストリビューション側に任せておけばよいのではないでしょうか。現在のところ、
大体そうなっているようですが。

ribbon さんが別のパッケージにあるコマンドを挙げていらっしゃいますが、
たしか ribbon さんは Open-SUSE をお使いだったのではないか。

debian buster (old stable) の場合、コマンドとパッケージの関係は、
こんな感じです。

chfn: passwd パッケージ
chsh: passwd
line: うちにはコマンドが入っていない。
login: login
newgrp: login
pg: これもコマンドが入っていない。
runuser: util-linux
setpriv: util-linux
su: util-linux
write (bsd-write): bsdmainutils
fdformat: util-linux
tunelp: これもコマンドが入っていない。
vigr: passwd
vipw: passwd

debian の login パッケージや passwd パッケージは。shadow-utils の
系統のようです。

なお、2019/08/04 に util-linux のりビューの一部として、上に似たリストを
投稿したことがあります。ちょっと違うコマンドも入っているので、書いておきます。
([JM:01588] Re: [POST:DP] util-linux cal.1)

-- 
長南洋一



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