長南です。 > 今、util-linux の翻訳作業中なのですが、 > そこで気づいたこととして、以下の状況があります。 > (1) ソース tarball 内に man ページが含まれている、 > (2) ただし make install すると、必ずしもすべての > man ページをインストールするわけではない。 > 実装が古くなったり、他パッケージの同等ファイルに > 道をゆずったり(?)といった状況でしょうか・・? 大体そういうことだと思います (もっとも、ディストリビューションによっては、 そうした util-linux のコマンドを今でも使っていることもあります。下記の リストを参照)。デフォルトで man ページがインストールされないそうしたコマンドは、 実行ファイルもデフォルトではインストールされないのではありませんか。 こちらとしては訳せる man ページは訳しておいて、どの man ページを収録するかは、 ディストリビューション側に任せておけばよいのではないでしょうか。現在のところ、 大体そうなっているようですが。 ribbon さんが別のパッケージにあるコマンドを挙げていらっしゃいますが、 たしか ribbon さんは Open-SUSE をお使いだったのではないか。 debian buster (old stable) の場合、コマンドとパッケージの関係は、 こんな感じです。 chfn: passwd パッケージ chsh: passwd line: うちにはコマンドが入っていない。 login: login newgrp: login pg: これもコマンドが入っていない。 runuser: util-linux setpriv: util-linux su: util-linux write (bsd-write): bsdmainutils fdformat: util-linux tunelp: これもコマンドが入っていない。 vigr: passwd vipw: passwd debian の login パッケージや passwd パッケージは。shadow-utils の 系統のようです。 なお、2019/08/04 に util-linux のりビューの一部として、上に似たリストを 投稿したことがあります。ちょっと違うコマンドも入っているので、書いておきます。 ([JM:01588] Re: [POST:DP] util-linux cal.1) -- 長南洋一