R4000 2.2
tati****@kc5*****
2011年 8月 13日 (土) 14:53:21 JST
こんにちは、立花@鎌ヶ谷市です。 In <20110****@maple*****>, at Date: Sat, 13 Aug 2011 09:37:59 +0900 (JST), on Subject: [JM:00326] Re: [POST:DP] gnumaniak sdiff.1 , 長南洋一 <cyoic****@maple*****> writes: | > .SH 説明 | > .\"O .B sdiff | > .\"O merges two files and interactively outputs the | > .\"O results, to | > .\"O .I OUTFILE | > .\"O if \fB\-o\fR is specified, or producing a side-by-side difference if it's | > .\"O not. | > .B sdiff | > は 2 つのファイルを対話的にマージする。 | > .B \-o | > で指定されていれば結果は | > .I OUTFILE | > に出力される。それ以外の場合は side-by-side 形式で違いを生成する。 | | この訳文はちょっとつじつまが合わない気がします。だって、「対話的に | マージする」のは、-o が指定されているときだけでしょう。 | また、「side-by-side 形式で違いを生成する」のは、それ以外の場合 | (つまり、-o で出力先が指定されていない場合) だけではありません。 | | もっとも、訳文がこうなった理由は、原文がかなりこんがらかって | いるからだと思います。たとえば、interactively が merges にではなく、 | outputs the results に付いているので、意味が取りにくいとか、 | producing がどこにつながっているのかわからないとか。 | | できるだけ原文にそって訳すと、こうなるでしょうか。 | | sdiff は 2 つのファイルをマージする。-o が指定されている場合は、 | 対話的にマージした結果を OUTFILE に出力する。それ以外の場合は、 | side-by-side 形式で相違を端末に表示するだけである。 長南さんの試訳をいただこうと思います。 | > .SH マージ | > .\"O Groups of common lines, with a blank gutter, are copied from the | > .\"O first file to the output. After each group of differing lines, \fBsdiff\fP | > .\"O prompts with | > .\"O .RB ` % ' | > .\"O and pauses, waiting for one of the following commands. | > 共通行のブロック (と空白の溝) は、 | > 1 番目のファイルから出力にコピーされる。 | > 異なっている行ブロックのあとには、 | > .B sdiff | > は | > .RB ` % ' | > でプロンプトを出して一時停止し、 | > 以下のコマンドのどれか 1 つが入力されるのを待つ。 | | 「空白の溝」というのは、何なんでしょうか。印刷関係の術語では | 左右のページの間にある空白 (つまり折り目になる部分の余白) を | gutter (のど) というようですが、そう取ってもピンときませんし……、 | 何なんでしょう。 手元で試すと、 % sdiff -w 20 aaa bbb lll lll aaa | bbb ccc < % となるので、上の '|' や '<' に相当する部分が差異がない場合は ' ' に なるということかな、と。 印刷関係の「のど」に見える気もします。 どう翻訳するのがいいかはまだ思いつきません。 | 「異なっている行ブロックのあとには」も、何を言っているのか、よく | わかりません。「差異のある行のブロックのあとには」だと、すこしは | わかりやすくなるでしょうか。 | | Group を「グループ」ではなく、「ブロック」と訳したのが、問題なのかも | しれません。でも、一理あるとも思います。 | | 「sdiff は `%' でプロンプトを出して一時停止し」も、ちょっと舌足らずな | 気がします。「'%' プロンプトを出して、'%' をプロンプトとして出して」 | でしょうか。 | | こういう訳し方もあると思います。 | | 差異のある行のグループに出会うと、sdiff はそのつど '%' 記号を | プロンプトとして出して停止し、以下のコマンドのどれか 1 つが | 入力されるのを待つ。 グループでもブロックでもあまり変わらない気はしますが、文章の組み立ては 参考にさせていただこうと思います。 | > .\"O \fBsdiff\fR was successful, no differences found. | > .B sdiff | > は成功し、変更は存在しなかった。 | > .TP | > .B 1 | > .\"O Some differences were found. | > 変更が見付かった。 | | differences は「変更」というより、「差異」ではないでしょうか。 | つまり、時間を意識するか、しないかということ。(s)diff は | 「差異」を捜す。それは、たいていの場合「変更箇所」でしょうから、 | 結局は同じことになりますけれど。 「差異」の方が良い気がしますね。 -- tati****@kc5***** 立花 晃@鎌ヶ谷市