[LE-talk-ja 92] Re: ISO-2022-JP-MS について

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MORIYAMA Masayuki moriy****@mirac*****
2006年 4月 25日 (火) 21:15:59 JST


森山です。

"Hirohisa Yamaguchi" <umq.8****@gmail*****> wrote:
> やまぐちと申します
>  # さらに横道へ
> 
> On 4/25/06, Takahiro Kambe <taca****@back-*****> wrote:
> > 少し横にそれますが、RFC1468では ISO-2022-JP は、
> 
> >       Esc Seq    Character Set                  ISOREG
> 
> >       ESC ( B    ASCII                             6
> >       ESC ( J    JIS X 0201-1976 ("Roman" set)    14
> >       ESC $ @    JIS X 0208-1978                  42
> >       ESC $ B    JIS X 0208-1983                  87
> 
> > と、規定しています。厳密には、JIS X 0208-1990 や JIS X 0208-1997 とか
> > は扱えません。:-)  (JIS X 0208-1990を表すための改版だったかのエスケー
> > プ・シーケンス自体も存在していたと記憶しています。)
> 
> ISO/IEC 2022:1994 に対応する、JIS X0202:1998 では
>  14.5 登録文字集合の改定番号の識別
> という節で、ESC 02/06 F 形式のシーケンスで、後続の指示の版数を
> 指定できるとあります。
> 
> > 改版だったかのエスケープ・シーケンス
> とは、おそらくこれかと

やまぐちさんのご指摘のとおりです。

JIS X 0208:1997 にも書いてありまして、JIS X 0208-1990 もしくは JIS X
0208:1997 を G0 集合に指示するエスケープシーケンスは、次のとおりです。

  ESC 2/6 4/0 ESC 2/4 4/2    ( ESC & @ ESC $ B )

JIS X 0208:1997 では、文字の追加・削除・入替えなど文字集合に対する変更
及び規格票の字形の変更は、一切行われていないため、JIS X 0208-1990 と同
じエスケープシーケンスが使えます。

参考)
  JIS X 0208:1997 -「9.2 指示」
  JIS X 0202:1998 -「14.5 登録文字集合の改定番号の識別」

JIS規格は、http://www.jisc.go.jp/ の「JIS検索」から PDF ファイル
を閲覧可能となっています。ちなみに、上記 PDF ファイルでは、「解説」は
省略されています。

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森山 将之 moriy****@mirac*****
ミラクル・リナックス株式会社




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