Hinemosは、複数のコンピュータを単一のコンピュータのイメージで運用管理することを実現するオープンソースソフトウェアです。 ユーザが運用目的ごとにコンピュータをグループ登録し、グループに対して状態監視、ジョブ管理、性能管理、一括制御を行う機能を備えて...
リリースバージョン:3.2.1
リリース日:2011/3/25
1.下位互換性
1.1.バージョン3.2.0からの内部データベースの移行
- 3.2.0の内部データベースのバックアップを3.2.1の内部データベースに適用するには、
以下の変更が必要です。
・ジョブ変数格納用テーブルのカラムのデータ型を変更
1.2.内部データベース変更点
- ジョブ変数を格納するテーブル(cc_job_param_info)のカラム「value」のデータ型が
varchar(1024)からtextに変更されました。
1.3.互換性
- 3.2.1のマネージャ・エージェント・クライアントには
3.2.0のマネージャ・エージェント・クライアントとの相互互換性があります。
2.新機能・機能改善
- 通知処理のマルチスレッド化による性能向上
- 通知処理の性能向上(XAトランザクションに関する性能改善)
- HinemosクライアントのJava Heapサイズの変更
- リソース監視/性能管理機能における性能値選択プルダウンの表示数増大
- Webサービス機能の出力ログの改善
- エージェントのホスト名/IPアドレス/facilityId検出のログ出力追加
- 通知の置換変数${GENERATION_DATE}の日付フォーマットを指定可能にする
- エージェントの通信機構の応答確認時のチェック機構追加
- サービス・ポート監視のマルチスレッド化による性能向上
- Hinemosマネージャ起動時のPostgreSQL起動方法の改善
- 英語対応
3.不具合改修
以下の不具合を修正しました。
- NTsyslogでエラーログの無限ループが発生する
- syslog-ng監視でカレンダ設定チェックの異常発生時にsyslogメッセージがロストする
- ジョブ履歴ビュー更新時にジョブ詳細/ノード詳細ビューがクリアする
- データベースの再編成後に統計情報の更新が行われない
- 通知変数の${PRIORITY_JP}の置換結果に「通知」が含まれる
- マネージャのインストーラにおけるユーザ確認を緩和する
- Linux版エージェントの起動チェックが失敗する
- デバイス情報収集時のインデックス順により識別が失敗する
- スコープビューで重要度が正しく判定されない
- FindBySNMPによるネットワーク機器の登録失敗
- ジョブ登録ボタン押下時に不要な警告ログが出力される
- NTSyslogで特定のレジストリを参照するライブラリを読み込めない
- 通知時のファシリティIDからノードプロパティを参照する変数置換に失敗する
- オリジナルメッセージが1024byteを超えた場合にジョブ通知が動作しない
- HinemosクライアントのGDIオブジェクトがリークする
- ログ転送エージェントがメモリリークする
- NTSyslogが64bit用メッセージライブラリの参照に失敗する
- hinemos_agent_summary.shでエラーが出る
- リポジトリ権限がなくてもノードマップオプションで閲覧や登録が可能
4.仕様変更
- 無し