[groonga-dev,04884] [ANN] Groonga 11.0.6

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Horimoto Yasuhiro horim****@clear*****
2021年 8月 31日 (火) 16:14:02 JST


こんにちは。堀本です。

Groonga 11.0.6 をリリースしました!

    https://groonga.org/ja/docs/news.html#release-11-0-6

変更点一覧:

    https://groonga.org/ja/blog/2021/08/29/groonga-11.0.6.html

## 主な変更内容

* クラッシュ時に自動でリカバリーする機能を追加しました。(実験的な機能です。)

  この機能は実験的な機能です。現状、この機能はまだ安定していません。

  この機能によって、Groongaがクラッシュした時、Groongaはクラッシュした後、
  最初のデータベースオープン時に自動的にデータベースをリカバリーします。
  ただ、全てのクラッシュケースで自動的にデータベースをリカバリーできるわけではありません。
  クラッシュのタイミングによっては、手動でデータベースのリカバリーが必要になります。

* [cache_limit] cache_limit 0 を実行したときにキャッシュを削除するようにしました。

  Groongaは内部的なテーブルにクエリーキャッシュを保存しています。
  このテーブルは、ハッシュテーブルなので、トータルのキーサイズは最大で4GiBです。
  そのため、もし多くの巨大なクエリーを実行した場合、トータルのキーサイズの最大値4GiBを超え、
  Groongaがクエリーをキャッシュできない可能性があります。

  このようなケースで、 cache_limit 0 を実行することで、クエリーキャッシュ用のテーブルをクリアーし、
  Groongaがクエリーキャッシュを保存できるようにします。

### 修正

* 同時期に複数のスレッドで同じオブジェクトをオープンした時に、Groongaがロックを解除しない問題を修正しました。

* [query_parallel_or] query() と結果が異なることがある問題を修正しました。

  例えば、 query("tags || tags2", "beginner man") とした場合は、以下のレコードはマッチしますが、
  query_parallel_or("tags || tags2", "beginner man") とした場合は、今までは、以下のレコードはマッチしませんでした。


  {"_key": "Bob",   "comment": "Hey!",       "tags": ["expert", "man"], "tags2": ["beginner"]}


  今回の変更によって、 query_parallel_or("tags || tags2", "beginner man") を使った場合であっても、
  上記のレコードがマッチするようになりました。

### 既知の問題

  * 現在Groongaには、ベクターカラムに対してデータを大量に追加、削除、更新した際にデータが破損することがある問題があります。

  * [ブラウザーベースの管理ツール] 現在Groongaには、レコード一覧の管理モードのチェックボックスにチェックを入れても、
    非管理モードに入力された検索クエリーが送信されるという問題があります。

  * *< と *> は、filter条件の右辺に query() を使う時のみ有効です。もし、以下のように指定した場合、
    *< と *> は && として機能します。

    * 'content @ "Groonga" *< content @ "Mroonga"'

  * GRN_II_CURSOR_SET_MIN_ENABLE が原因でマッチするはずのレコードを返さないことがあります。



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