Kenji Suzuki
kenji****@gmail*****
2012年 3月 8日 (木) 16:39:13 JST
Kenji です。 On Thu, 8 Mar 2012 13:51:51 +0900 Toshinori Endo <endo****@ist*****> wrote: > 遠藤です。 > > ライセンスの解釈についてごちゃごちゃ言って混乱に拍車をかけたので、私なりの理解をまとめておきます。 > > 1.FAQによると、EllisLabは公式にオープンソースとするためにOSL3.0を採用した。 > 2.GPLを選ばなかった理由は、気に入らない条項があるため。 > 3.気に入らない条項とは、CodeIgniterを「利用して」作ったアプリケーションもGPLにしなければならないというもの。EllisLabの立場としてはユーザが作ったアプリケーションについては、ユーザが自由にライセンス方法を選べるようにしたいのに、GPLはそれを許していないのが気に入らない。 > 4.問題になっているのは、OSL3.0にすることによってGPLのコードを利用することができないことがはっきりすることになったという点(GPLの要請を満たせないため)。ただし、GPLの制約はCodeIgniter1.*, > 2.*に対しても同じ条件で課されるはずなので、何かが変わったわけではない。 > 5.現在の混乱は、CodeIgniterがGPLだと思っていたのに、そうじゃなかったことに大して裏切られたという感情を持つ人がいること、GPLのコードを組み込んでしまったアプリケーションが既に開発されている(?)こと、など。 遠藤さんの文章に少し補足しました。 https://github.com/codeigniter-jp/ci-ja/wiki/_compare/cf266ecaf9a4a33db8981ad39c9e97fbd8ec1e80%5E...cf266ecaf9a4a33db8981ad39c9e97fbd8ec1e80 > よくわからないのは、GPLとのデュアルライセンスが認められるようなライセンス(MITライセンスなど)の場合でも本来はGPLを侵していることになるはずなのに、容認されている点と、OSL3.0がそういうライセンスとどう違うのかという点です。 デュアルライセンスという用語は、同じコードに 2つのライセンスを付けるというもので、 矛盾するライセンスだろうと何だろうと著者が付与すれば可能です。 GPL と結合しても問題がない MIT ライセンスなどは、GPL と矛盾しない(互換性がある) というのが FSF の、あるいは一般的な見解だと思います。 「本来はGPLを侵している」というのは何を指していますでしょうか? OSL は明らかに GPL と矛盾しています。GPL が要求する以上の義務が 課せられていますから。ASP ループホール条項とか、いろいろと。 // Kenji > もともとFSFは非常にアグレッシブで、かつては、自分たちの開発したツールを同じCDに焼き付けただけの場合でも、一緒に焼き付けられたソフトウェアをGPLにすべきという議論をしていたくらいなので、実態にそって少しずつ譲歩してきた結果、共存も可能になったのではないでしょうか。 > そのうち、OSL3.0もGPL互換になるんじゃないかと、個人的には考えてます。 > > 上記は「私の」理解です。 > 正確でない部分があれば、ご指摘ください。 > > > ----- > 遠藤 俊徳 > _______________________________________________ > Codeigniter-users mailing list > Codei****@lists***** > http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/codeigniter-users