SQL定義書(*.xls)から R/Oマッピング Javaソースコードを自動生成する blancoDbの最新安定版をリリースします。 ソースコード自動生成アプローチにより実行時のライブラリ(jarファイル)が不要であったり、大量の検索結果でもメモリ消費量が増加せずに扱うことができるなどの特徴を持っています。 前回安定版 1.2.0から1.4.1までの主な変更点を示します。 (1)Excel様式を改善しました。「SQL定義書」へと名称が変わりました。 ・Excel様式を「SQL定義書」と名前変更し、内容についても見直しを行いました。 ・申し訳ありませんが、様式については 1.2.x系(旧バージョン)までとの互換性はありません。 (2)ストアドプロシージャ(CallableStatement)への対応を行いました。 ・「呼出型」を選択するとストアドプロシージャが利用できます。 (3)単一表サポート関連 ・単一表のSQL文についてダブルクオートエスケープを必要な場合にのみ付与するように変更しました。 この対応により MySQL対応が可能となりました。 一方で HSQLDBはこの変更により動作しなくなります。 ダブルクオートが無いと動作しない HSQLDBの仕様が特殊なものであると判断します。 ・単一表アクセスのスクロール方向について見直しを実施しました。 デフォルトをインセンシティブとします。 プロパティでスクロール方向は変更が可能なようにしました。 ・単一表の全行SELECTについて、1.2系では無効化されていましたが、これを復活させました。 ・旧バージョンの互換性のために内部的にサポートしていた旧式のTableGatewayサポートを終了しました。 ・単一表のテーブルにおいて 表名に$が含まれている場合には、処理をしないように仕様変更しました。 これは Oracle10gにおいて、削除テーブルなどが BIN$●●というテーブルとして格納される仕様への対応のためです。 (4)ロギングへの対応 Commons Loggingに対応しました。 (5)新たなデータベースへの対応 Oracle10gで動作確認しました。 MySQLで簡単な動作確認をしました。 (6)エラー時の処理 ・主なエラーメッセージをリソースバンドル化しました。 ・バインド忘れのパラメータがある場合に例外が発生するように変更しました。 また、SQL例外が なるべくそのまま伝わるように改善し、原因が究明しやすいようにしました。 (7)内部処理の改善 ・名前変形の処理を抜本的に見直しました。 ・プラグインの進捗バーの表示が不適切であったのを修正しました。 ・プラグインのException, ErrorがEclipseのログに適切に出力されるように改善。 ・その他、ソースコードの大幅な整理を実施しました。総ステップ数がかなり減りました。