Takumi ASAKI
takum****@asaki*****
2004年 11月 17日 (水) 08:11:39 JST
朝木卓見です。 YamaKen wrote: > ヤマケンです。 > 参考になる意見ありがとうございます。が、この議論は深いのでとりあ > えず現状を解説するに留めさせてください。すいませんがもう少し余裕 > のある時に議論を再開させてもらえないでしょうか。 機能としてどうするかの話題がほとんどのようですが、 この問題はもっと根本的なUIMをどう設計するのかという デザインポリシーの問題だと思うのですが、どうでしょうか。 >>個々の変換エンジンが全く別々に起動・終了されるべきもので、 >>uimツールバーは単にそのステータスを表示するに過ぎず、 >>主役はあくまで個々の変換エンジンなのだということなのでしたら、 >>前述のような私の認識は完全に誤っています。> > > 一方、uimは(今のところ)技術的にはこちらのモデルを採用しています。 > このため、scim-uimではuimのモデルとの二重構造で不整合を起こして > いるという問題があります。しかし、将来的には技術的にもユーザ的に > も自然に理解可能な理想的モデルを追い求めたいと思っています。 他の下田さんのメールである程度ヤマケンさんもイメージをつかんでいらっしゃ ると思いますが、 簡単にまとめると以下のような状況だと考えています。 違う部分があればご指摘ください。 ()内は私の私見です。 a) 現状のUIM(ヤマケンさんの考え) (UIMは各変換エンジンを取りまとめており、IMのメインは各変換エンジン) 各変換エンジンが個別に ON/OFF およびその他の内部状態を持つ。 UIM全体としては ON/OFF の概念はない。 ON/OFFキーは各変換エンジンを ON/OFF しているのであって、 uimを ON/OFF しているのではない。 b) 内海さん、下田さん、私などの希望 (UIMを一つのIMとして扱う) UIMとして ON/OFF が欲しい。 各IM別個には ON/OFF は要らない。 ON/OFFキーはuimを ON/OFF させる。 uimをONすると直前もしくは変換エンジンのデフォルトのモードになる。 (各変換エンジン毎の ON/OFF という概念はない) (カタカナ、ひらがな等の状態がどちらに属するかは人による?) (UIM側もカタカナ、ひらがな等の状態を(履歴 or 優先順位等も含めて) 取りまとめて持っていると切り替えたときにいろいろと 面白いことができそうですが) 以前の、UIMが uim-anthy, uim-skk, uim-canna, ...として見えていた状況では 前者でも特に問題はなかったと思います。 ( freedesktop.orgで話題になっていた m17n-lib と on/off の問題は この設計であったから発生したと考えますが) が、現在UIMは "uim" という単独のIMとしてユーザ、アプリから見えるように 変化している状況であり、その場合には uim/anthy, uim/skk, uim/canna (以前との区別のために便宜上、上記のように記載させていただきました) がそれぞれ ON/OFF を持つのではなく、 UIM がIMとして ON/OFF を持つのが 自然ではないかと考えます。 逆に、変換エンジン毎に ON/OFF があるメリットが考え付きません。 ( UIM全体として "ON/OFF" の概念がないから自然とそうなった? ) UIMとしてはどちらの方向で設計していくことになっているのでしょうか。 ヤマケンさんの言葉からは a)が設計方針であるように読み取れますが それで間違いないですか。 双方を実現できるように設計するというのもありとは思いますが。 > 下田さんももし余裕があれば、以下の「日本語入力担当の主役=uimツー > ルバーらしい」という認識の中身を、時系列に沿った心理状態の変化と > して詳しく教えて頂けないでしょうか。「次に○○が△△のように動い > たので□□という印象を受けた」といった感じで。なんとなく私の想像 > 外の心理モデルを構築されているような気がします。 UIMを一つのIMとして見た場合には自然と内海さんや下田さんのような 見方になると思います。 以上ですが、参考となりましたでしょうか。 また、別の視点からですが、im-switcherで切り替えるということは その変換エンジンを利用したいとの意思表示でもあると考えられると思います。 その視点からでは切り替えたときにはONになっていて欲しいとの 考えはごく自然だと思います。 「切り替え -> そのIMで入力」のcaseの方が「切り替え -> IMは使わない」の caseよりも多いのではないかとの考えです。 (すでに他のメールで内海さんも書かれていますが)