[Anthy-dev 477] uimのAPIの拡張

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TOKUNAGA Hiroyuki tkng****@xem*****
2004年 1月 31日 (土) 04:52:25 JST


 徳永です。uimのAPIの拡張をしようとしています。

 今のところ、以下のような変更を考えています。

 * cand_begin_cbの第三引数を「選択されている候補の番号」から「一度に表示
する候補の数」に変更

  候補を表示するプログラムは、第三引数で指定された数よりも多くの候補を
一度に表示してはいけません。(SKKのasdfでの候補選択のため。)また、第三
引数が0であった場合には、全ての候補を表示することが期待されます。

 また、この変更により、cand_begin_cbを呼んだだけでは、どの候補も選択され
ない状態になります。uim-primeなどではこの方が都合が良いはずです。
 ちなみに、0.2.4か0.2.5あたりから、gtk+用のimmoduleは第三引数は無視する
ようにしてあったりします。

* uim_get_candidateの仕様を

char *uim_get_candidate(uim_context uc, int index); から
void uim_get_candidate(uim_context uc, int index, int disp_index,
                                char **index_str, char **cand, char **annotation);
に変更する

 disp_indexは、何番目に表示される候補であるかを示します。例えば、index
= 15で disp_index = 5であるような状況が考えられます。index_strはインデッ
クスとして候補の右横に表示される文字列を意味します。candがこれまでの候補
文字列で、annotationはその候補に対する注釈などです。annotationが必要かど
うかは悩むところです。
 この仕様変更により、SKKのasdfのような候補選択が可能になります。

* 候補文字列関連のcallback関数として move_page_cb(uim_context uc, int direction)
 を加える。

 候補を1ページ分移動します。directionでどちらに移動するかを決めます。


 全体的に、候補文字列を一直線で表示する事を想定したAPIになっているとこ
ろが気に入らないのですが、これまでの事を考えると、まずはこの程度で満足す
るべきではないかと思ってます。


 次のリリースまでにhelperやproperty関連のAPIの変更も加えてしまいたいの
ですが、こちらはまだちょっとまとまってません。この週末にでもまとめます。


-- 
徳永拓之
http://kodou.net/



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