OfficeViewPlugin

1. このプラグインについて

WordやExcel、PowerPointで作成したファイルをOpenOffice.orgを使用してPDFファイルに変換し、trac上で表示するプラグインです。
12/12現在、Windows環境にのみ対応しております。

2. 必要なもの

このプラグインを使うために次のものが必要です。

3. ソース

trac0.11

sf.jpのSVNリポジトリから取得できます。

trac0.10

現時点では0.10に対応しておりません。
3/30頃コミットする予定です。

trac0.9

trac0.9ブランチから取得できます。

4. インストールと設定

4.1. OpenOffice.orgの起動

1. コマンドプロンプトで次のように入力して起動します。(Windowsの場合)

<OpenOffice.orgのインストールパス>\soffice.exe -accept="socket,port=8100;urp;" -invisible

このとき、OpenOffice.orgのウィンドウは閉じないように注意してください。

4.2. eggファイルの作成

1. コマンドプロンプトでsetup.pyがあるディレクトリに移動し、次のコマンドを入力し、eggファイルを作成します。

  python setup.py bdist_egg

2. 作成されたeggファイルをtracのプロジェクトのpluginsディレクトリにコピーします。

4.3. trac.iniの編集

1. componentsセクションに次の内容を追加します。

  officeview.* = enabled

2. trac.iniの末尾に次の内容を記述します。

OfficeView
ooopath OpenOffice.orgのバイナリのあるパス
pyodconverterpath !PyODConverterのスクリプトのパス(スクリプトのファイル名を含む)
tempdirectory 表示用PDFファイルの出力パス
defaultwidth インラインフレームの幅(記述は任意)
defaultheight インラインフレームの高さ(記述は任意)

入力例(Windows環境の場合)

  [OfficeView]
  ooopath = C:\Program Files\OpenOffice.org2.3\program
  pyodconverterpath = C:\DocumentConverter.py
  tempdirectory = C:\Temp\OfficeViewTemp
  defaultwidth = 400px
  defaultheight = 640px

5. wikiマクロとして使う場合

1. wikiページの添付ファイルの表示を行う場合は次のように記述します。

  [[OfficeView(wiki:<wikiページ名>:<添付ファイル名>)]]

または

  [[OfficeView(<ページ名>:<添付ファイル名>)]]

2. チケットの添付ファイルの表示を行う場合は次のように記述します。

  [[OfficeView(ticket:<チケットid>:<添付ファイル名>)]]

または

  [[OfficeView(#<チケットid>:<添付ファイル名>)]]

6. 注意事項

6.1. 環境変数の設定について

リポジトリブラウザ内のファイルを表示する時に一時ファイルを作るため、以下の環境変数の設定によっては一時ファイルが作成されずにエラーとなってしまう場合があるので注意してください。

  1. 環境変数 TMPDIR で与えられているディレクトリ名。
  2. 環境変数 TEMP で与えられているディレクトリ名。
  3. 環境変数 TMP で与えられているディレクトリ名。
  4. プラットフォーム依存の場所:
    1. Macintosh では Temporary Items フォルダ。
    2. RiscOS では環境変数 Wimp$ScrapDir で与えられて いるディレクトリ名。
    3. Windows ではディレクトリ C:\TEMP、 C:\TMP、 \TEMP、および \TMP の順。
    4. その他の全てのプラットフォームでは、/tmp、 /var/tmp、および /usr/tmp の順。

(Python2.4リファレンスより抜粋)