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= Icarus Verilog をビルドする =

[BuildIcarusVerilogOld オフィシャルなMSYS向けの古い解説はこちら]

 Icarus Verilog(snapshotsのverilog-20090923)をビルドする方法です。trunk rev3以降の[/projects/ported4hdl/svn/view/trunk/?root=ported4hdl Ported tools for HDLのソース]が必要です。

== 工程1 猫科研究所パックa004をインストールする ==
 以下の解説は、オフィシャルなMSYSではなくて、[http://up-cat.net 猫科研究所]さんの猫科研究所パックa004を対象としています。

 よって、最初に猫科研究所パックa004のインストール(詳細はmsys_felidlabo_a004.7zに含まれるreadme_felidlabo.txtに記載)を行ってください。

 ちなみに、gccバージョンの選択は4.4.1/3.4.5のどちらでもかまいません。両方で、Icarus Verilogがビルドできることを確認済みです。

== 工程2 makeでいろいろする ==
 (猫科研究所パックの)MSYSのプロンプトを開き、{{{build_icarus}}}にカレントディレクトリを移して、下記のように作業を行ってください。

  1. {{{make download}}}
  1. {{{unzip-バージョン-bin.zip}}}に含まれる{{{unzip.exe}}}と{{{unzip32.dll}}}をパスの通ったディレクトリに展開します
     (Xilinx ISEにはunzipが含まれているので、ISEがインストール済みならば不要)
  1. {{{make expand}}}
  1. {{{make}}}
  1. {{{make instal}}}
[[BR]]
 もし、すでに{{{unzip.exe}}}が使える状態になっているならば、下記のように打ち込んで終わるまでほうっておくのが楽です。
{{{
make download expand all install
}}}

 なお、プロキシを介してのインターネット接続が必要な場合は、
 1. {{{cp /mingw/etc/wgetrc $HOME/.wgetrc}}}
 2. {{{.wgetrc}}}の、{{{http_proxy}}}と{{{ftp_proxy}}}の行を編集し、{{{use_proxy = on}}}の#をはずす

 という作業を行ってから、上記のmake手順を実行してください。

 {{{.wgetrc}}}の編集の仕方は、[http://www.hariguchi.org/info/ja/wget-1.5.3/wget-ja.html wgetのマニュアル]を見るか、"wget プロキシ"で検索するかして調べてください。

== 工程3 動かしてみる ==
 (猫科研究所パックの)MSYSのプロンプトを開き、下記のコマンドを打ち込みます。
{{{
iverilog
}}}
 no source files. のあとにUsageが表示されていれば、インストールは成功しています。