NOA プロジェクトのWiki

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 大橋克洋による電子カルテ開発の歴史は 1985 年にさかのぼります。当時の電子カルテは WINE と命名されました。WINE は「Wise and Neat」すなわち「お利口で手際の良い医療秘書」の実現と、以下3つのコンセプト実現をめざして開発されました。

・紙のカルテでできたことはすべてできなければならない ・紙のカルテより使いにくくてはならない ・紙のカルテにできないことができなくてはならない

 「診療録記載と診療費計算 にまつわる作業を能率化したい」「診療支援が欲しい」「あらゆる記述 ・連絡作業をコンピュータ化したい」「ネットワークを介しスタッフ間 の仕事を並行処理したい」などの実現をめざしました。

 1988年から菅生紳一郎(産婦人科)、高橋究(小児科) が加わった3名の共同プロジェクトとなり、 この電子カルテ開発プロジェクトを WINE Project と呼ぶことになりました。 すなわち WINE はこの共同プロジェクトの名称で、 非常に優れたソフトウエア技術者だった菅生先生は途中で去りましたが、 現在はそこから発生した大橋版の NOA と 高橋版の WINE Style がそれぞれに進化を続けています。

 アフリカ大陸とオーストラリア大陸が太古の昔に分離し、それぞれの生物がそれぞれ違った方向に進化したように、現在 NOA と WINE Style はまったく異なる進化を遂げています。