MirandaIMは言語パッケージファイルを翻訳することでローカライズ可能な仕様となっていますが、 その言語ファイルは、lpgen.plというスクリプトを用いた自動生成になっています。

このプロジェクトでは、 1:作成する言語ファイルは、原則として本家で配布している言語ファイルをベースとして使用する。 2:本家で配布している言語ファイルに問題がある場合は、その問題を本家でfixすることで、解決することを目指す。 3:必要であれば、本家に情報および、パッチ等の提供を行う ことを軸に、活動を行うことを考えています。

本来であれば、このスクリプトをビルドに組込むことで、最新バージョンの内容にのっとった 言語ファイルが自動的に用意されるはず、なのですが、 現在、この部分において、いくつかの問題が判明しており、 言語ファイルの内容が、実際のリリース内容にそぐわないものになってしまっています。

問題1 lpgen.pl自体にバグが複数存在しており、必要十分な内容の言語ファイルを生成できない。

問題2 現在のMiranda IMプロジェクトにおいて、ビルド時に言語ファイルを生成する機構がなく、 言語ファイルが再生成されることなく、長期間放置されている。

問題3 上記の問題自体が、Miranda IMプロジェクトチームにほとんど認知されていない。

以上から、今後は翻訳作業と並行して、上記の問題解決作業を早急に行っていきます。

問題1については、解決することで、現在翻訳対象語については全訳しているにもかかわらず、 日本語化されない問題が自動的に解消することが見込まれるため、今後は最優先に取り組む予定です。

問題2,3については、問題1が解決しない限りは根本的な解決にはつながらないため、 現時点では、本家に問題の指摘を行うのみとなっています。

そのため、現在残っている未日本語化部分について、最終的に日本語化されるまではかなり時間が かかってしまいそうですが、今後のメンテナンス性のことも考え合わせると、やむを得ない部分かと考えています。

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