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jm: Commit

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Commit MetaInfo

Revisione1e55eebeb14b6b98761bf911bf14cb878f5e054 (tree)
Zeit2020-10-14 11:45:30
Autorcyoichi <cyoichi@user...>
Commitercyoichi

Log Message

GNU_tar, util-linux: minor modifications.

modified: manual/GNU_tar/draft/tar.1
modified: manual/GNU_tar/po4a/tar-ja.patch
modified: manual/GNU_tar/po4a/tar-ja.po
modified: manual/GNU_tar/release/man1/tar.1
modified: manual/util-linux/po4a/man1/getopt-ja.patch
modified: manual/util-linux/po4a/man1/getopt-ja.po
modified: manual/util-linux/release/man1/getopt.1

Ändern Zusammenfassung

Diff

--- a/manual/GNU_tar/draft/tar.1
+++ b/manual/GNU_tar/draft/tar.1
@@ -83,10 +83,13 @@ tar \- アーカイブユーティリティ
8383 .PP
8484 この man ページと \fBGNU Tar Manual\fP の内容に食い違いがある場合は、後者の方が信頼できる情報源である。
8585 .SH 説明
86-GNU \fBtar\fP は、アーカイブプログラムである。アーカイブプログラムとは、複数のファイルを 1 個のファイル (\fBアーカイブ\fP) に格納したり、
87-そうしたアーカイブを操作したりするためのプログラムだ。 アーカイブは、通常ファイルであってもよく、デバイスであってもよい
88-(後者の一例がテープドライブであり、このプログラムの名前は、そこから来ている。 すなわち、\fBt\fPape \fBar\fPchiver ということだ)。
89-そうしたファイルやデバイスは、ローカルマシンにあってもよく、 リモートマシンにあってもよい。
86+GNU \fBtar\fP は、アーカイブプログラムである。
87+アーカイブプログラムとは、複数のファイルを 1 個のファイル (\fBアーカイブ\fP)
88+に格納したり、そうしたアーカイブを操作したりするためのプログラムだ。
89+アーカイブは、通常ファイルであってもよく、デバイスであってもよい
90+(後者の一例がテープドライブであり、このプログラムの名前は、そこから来ている。
91+すなわち、\fBt\fPape \fBar\fPchiver ということだ)。
92+そうしたファイルやデバイスは、ローカルマシンにあってもよく、リモートマシンにあってもよい。
9093 .PP
9194
9295 .SS オプション形式
@@ -95,7 +98,7 @@ GNU \fBtar\fP のオプションは、3 つの異なる形式で指定できる
9598 そうしたオプションが引き数を要求する場合に、その引き数になる。
9699 なお、そうした引き数は、オプション文字と同じ順番で読み込まれる。
97100 すべてのオプションの処理が終わった後で、コマンドラインに残っている単語があれば、
98-それは、オプションの引き数ではない引き数として扱われる。
101+それは、オプションとは関係のない引き数として扱われる。
99102 すなわち、ファイルやアーカイブメンバーの名前である。
100103 .PP
101104 たとえば、\fBc\fP オプションは、アーカイブの作成を指示し、\fBv\fP オプションは、
@@ -174,7 +177,7 @@ tar に命じている。
174177 引き数は任意だが、指定するなら、比較したいアーカイブのメンバーである。
175178 指定しない場合は、カレントワーキングディレクトリを指定したものと見なされる。
176179 (訳注: info マニュアルの説明は少し違い、「メンバーを 1 つも指定しない場合、
177-\fBtar\fP はアーカイブ全体を比較する」となっている。)
180+\fBtar\fP は全アーカイブを比較する」となっている。)
178181 .TP
179182 \fB\-\-delete\fP
180183 アーカイブから削除する。引き数はアーカイブから削除するメンバーの名前である。少なくとも
@@ -196,14 +199,17 @@ tar に命じている。
196199 はボリュームラベルを各引き数と比較する。引き数にマッチするラベルがあった場合は、コード
197200 \fB0\fP で終了し、なかった場合は、
198201 コード \fB1\fP で終了する。その際、\fB\-v\fP (\fB\-\-verbose\fP)
199-オプションが一緒に指定されないかぎり、出力に何も表示されない。
202+オプションが一緒に指定されないかぎり、出力には何も表示されない。
200203
201204 これと等価な短いオプションはない。
202205 .TP
203206 \fB\-u\fP, \fB\-\-update\fP
204-アーカイブ内の同名のコピーより新しいファイルだけを追加する。 引き数の意味は、\fB\-c\fP や \fB\-r\fP オプションと同じである。
205-気を付けてほしいが、新しいファイルが、古いアーカイブコピーに置き換わるわけではない。 そうではなくて、アーカイブの末尾に追加されるのである。
206-従って、作成されたアーカイブには、同じファイルの様々なバージョンに当たる、 同じ名前の複数のメンバーが含まれるかもしれない。
207+アーカイブ内の同名のコピーより新しいファイルだけを追加する。
208+引き数の意味は、\fB\-c\fP や \fB\-r\fP オプションと同じである。
209+気を付けてほしいが、新しいファイルが、古いアーカイブコピーに置き換わるわけではない。
210+そうではなくて、アーカイブの末尾に追加されるのである。
211+従って、作成されたアーカイブには、
212+同じファイルの様々なバージョンに当たる、同じ名前の複数のメンバーが含まれることがある。
207213 .TP
208214 \fB\-x\fP, \fB\-\-extract\fP, \fB\-\-get\fP
209215 アーカイブからファイルを抽出する。引き数は任意である。 引き数が指定された場合、抽出するアーカイブメンバーの名前となる。
@@ -296,7 +302,7 @@ tar に命じている。
296302 .TP
297303 \fB\-S\fP, \fB\-\-sparse\fP
298304 スパースファイルを効率的に取り扱う。ファイルシステム上のファイルの中には、
299-実際の書き込みが一度も行われたことのないセグメントを含むものがある
305+実際の書き込みが一度も行われていないセグメントを含むものがある
300306 (そうしたものが \fBDBM\fP
301307 のようなシステムで作られたデータベースファイルだったりするのは、よくあることだ)。
302308 このオプションを指定すると、\fBtar\fP は、ファイルをアーカイブに入れる前に、
@@ -304,7 +310,7 @@ tar に命じている。
304310 そして、もしそうなら、ファイル中の空っぽの部分をダンプしないことによって、
305311 生成するアーカイブのサイズを小さくする。
306312 .SS 上書きの制御
307-以下のオプションは、アーカイブからファイルを抽出することで、
313+以下のオプションは、アーカイブからファイルを抽出することによって、
308314 ディスク上にある同名ファイルの上書きが生じる場合の tar の挙動を制御する。
309315 .TP
310316 \fB\-k\fP, \fB\-\-keep\-old\-files\fP
@@ -579,8 +585,10 @@ xattr のキーについて、格納や抽出時にインクルードするパ
579585 デフォルトの値は \fB\-\-show\-defaults\fP オプションを使って調べることができる。また、\fBtar \-\-help\fP
580586 の出力の末尾を見てもわかる。
581587
582-アーカイブ名にコロンが含まれている場合、それは、リモートマシンのファイルかデバイスである。 コロンの前の部分はマシン名または IP アドレスと見なされ、
583-コロンの後の部分はファイルまたはデバイスのパス名と見なされる。 例:
588+アーカイブ名にコロンが含まれている場合、それは、リモートマシンのファイルかデバイスである。
589+コロンの前の部分はマシン名または
590+IP アドレスと見なされ、コロンの後の部分はファイルまたはデバイスのパス名と見なされる。
591+例を挙げよう。
584592
585593 .EX
586594 \-\-file=remotehost:/dev/sr0
@@ -711,8 +719,8 @@ POSIX 1003.1\-1988 (ustar) 形式
711719 \fB\-\-format=v7\fP と同じ。
712720 .TP
713721 \fB\-\-pax\-option\fP=\fIkeyword\fP[[:]=\fIvalue\fP][,\fIkeyword\fP[[:]=\fIvalue\fP]]...
714-(\fB\-H pax\fP で) \fBPAX\fP アーカイブを作成する際に
715-pax のキーワードを調節する。このオプションは \fBpax\fP(1)
722+(\fB\-H pax\fP で) \fBPAX\fP アーカイブを作成する際の
723+pax のキーワードを調整する。このオプションは \fBpax\fP(1)
716724 ユーティリティの \fB\-o\fP オプションと等価である。
717725 .TP
718726 \fB\-\-posix\fP
@@ -1043,7 +1051,7 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP
10431051 \fIKEYWORD\fP の前に \fBno\-\fP を付ければ、そのメッセージは抑制され、
10441052 付けなければ、有効になる。
10451053
1046-\fB\-\-warning\fP のメッセージを複数指定すると、前のものに後のものが積み重なって行く。
1054+\fB\-\-warning\fP のメッセージを複数指定すると、前の指定に後のものが積み重なって行く。
10471055
10481056 以下のキーワードは \fBtar\fP の操作全般を制御するものである:
10491057 .RS
@@ -1072,7 +1080,7 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP
10721080 "%s: ファイルが異なるファイルシステム上にあるので、ダンプしません"
10731081 .TP
10741082 \fBfile\-ignored\fP
1075-"%s: 未知のファイルタイプ。このファイルは無視します"
1083+"%s: 未知のファイルタイプです。このファイルは無視します"
10761084 .br
10771085 "%s: ソケットは無視します"
10781086 .br
@@ -1082,13 +1090,13 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP
10821090 "%s: ファイルが変更されていないので、ダンプしません"
10831091 .TP
10841092 \fBignore\-archive\fP
1085-"%s: ファイルがこのアーカイブなので、ダンプしません"
1093+"%s: ファイルがこのアーカイブそのものなので、ダンプしません"
10861094 .TP
10871095 \fBfile\-removed\fP
10881096 "%s: ファイルが読み込む前に削除されました"
10891097 .TP
10901098 \fBfile\-changed\fP
1091-"%s: 読み込んだファイルが変更されています"
1099+"%s: ファイルが読み込み中に変更されました"
10921100 .TP
10931101 \fBfailed\-read\fP
10941102 読み込み不能なファイルやディレクトリについての警告メッセージを抑止する。
@@ -1106,13 +1114,13 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP
11061114 "%s: タイムスタンプ %s は %s 秒後の日時を示しています"
11071115 .TP
11081116 \fBcontiguous\-cast\fP
1109-"連続したファイル (configuous files) を普通のファイルとして取り出します"
1117+"連続したファイル (contiguous files) を普通のファイルとして取り出します"
11101118 .TP
11111119 \fBsymlink\-cast\fP
11121120 "シンボリックリンクをハードリンクとして取り出してみます"
11131121 .TP
11141122 \fBunknown\-cast\fP
1115-"%s: 未知のファイルタイプ '%c'、通常のファイルとして抽出します"
1123+"%s: 未知のファイルタイプ '%c'。通常のファイルとして抽出します"
11161124 .TP
11171125 \fBignore\-newer\fP
11181126 "現在の %s の方が新しいか同じです"
@@ -1146,10 +1154,10 @@ tar (child): trying gzip
11461154 "%s: ディレクトリ名が変更されました"
11471155 .TP
11481156 \fBnew\-directory\fP
1149-"%s: ディレクトリは新しく作られました"
1157+"%s: ディレクトリが新しく作られました"
11501158 .TP
11511159 \fBxdev\fP
1152-"%s: ディレクトリは異なるデバイス上にあるので消去しません"
1160+"%s: ディレクトリが異なるデバイス上にあるので消去しません"
11531161 .TP
11541162 \fBbad\-dumpdir\fP
11551163 "不正形式の dumpdir: 'X' が未使用"
--- a/manual/GNU_tar/po4a/tar-ja.patch
+++ b/manual/GNU_tar/po4a/tar-ja.patch
@@ -1,5 +1,5 @@
1---- tar.1.orig 2020-02-28 10:00:26.144323617 +0900
2-+++ tar.1 2020-02-28 10:00:54.469564759 +0900
1+--- tar.1.orig 2020-10-14 09:43:37.887215780 +0900
2++++ tar.1 2020-10-14 09:44:32.047414932 +0900
33 @@ -18,6 +18,15 @@
44 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
55 .\"
@@ -16,10 +16,39 @@
1616 .TH TAR 1 "February 4, 2019" TAR "GNU TAR Manual"
1717 .SH 名前
1818 tar \- アーカイブユーティリティ
19-@@ -144,12 +153,19 @@
20- .EX
19+@@ -126,11 +135,13 @@
20+ .PP
21+ 上で例示したコマンドは、 \fB短いオプション形式\fPで書けば、以下のようになるだろう。
22+ .PP
23+-.EX
24++.\" .EX
25++.nf
26+ \fBtar \-cvf etc.tar /etc\fP
27+ または、
28+ \fBtar \-c \-v \-f etc.tar /etc\fP
29+-.EE
30++.fi
31++.\" .EE
32+ .PP
33+ \fBGNU スタイル\fP、すなわち\fB長いオプション形式\fPでは、 各オプションは、2 個のダッシュに続く意味を持った名前であり、
34+ 小文字とダッシュから構成されている。使用に当たって、長いオプションは、
35+@@ -140,19 +151,28 @@
36+ .PP
37+ 上記のコマンド例をこの形式で書くには、次のようないくつかの方法がある。
38+ .PP
39+-.EX
40++.\" .EX
41++.nf
42+ \fBtar \-\-create \-\-file etc.tar \-\-verbose /etc\fP
43+-.EE
44++.\" .EE
45+ または (オプションをいくつか短縮して)、
46+-.EX
47++.\" .EX
2148 \fBtar \-\-cre \-\-file=etc.tar \-\-verb /etc\fP
22- .EE
49+-.EE
50++.fi
51++.\" .EE
2352 +.IP "[\fB訳注\fP]:" 8
2453 +二番目の用例は、失敗すると思う。現在では、\fB\-\-verbose\fP のほかに
2554 +\fB\-\-verbatim\-files\-from\fP というオプションもあるので、
@@ -36,7 +65,7 @@
3665 .TP
3766 \fB\-A\fP, \fB\-\-catenate\fP, \fB\-\-concatenate\fP
3867 アーカイブを別のアーカイブの末尾に追加する。
39-@@ -244,6 +260,23 @@
68+@@ -250,6 +270,23 @@
4069 \fB\-\-listed\-incremental\fP は引き数を取ることになっているので、\fIFILE\fP
4170 の指定が必要なだけなのだ。それ故、\fIFILE\fP として \fB/dev/null\fP
4271 を使うのは、常套手段である。
@@ -60,7 +89,7 @@
6089 .TP
6190 \fB\-\-hole\-detection\fP=\fIMETHOD\fP
6291 スパースファイル (sparse file) の穴 (hole) の検出に
63-@@ -353,7 +386,6 @@
92+@@ -359,7 +396,6 @@
6493 .SS 出力ストリームに関する選択
6594 .TP
6695 \fB\-\-ignore\-command\-error\fP
@@ -68,7 +97,7 @@
6897 サブプロセスの終了コードを無視する。
6998 .TP
7099 \fB\-\-no\-ignore\-command\-error\fP
71-@@ -438,9 +470,10 @@
100+@@ -444,9 +480,10 @@
72101 .TP
73102 \fBTAR_FORMAT\fP
74103 処理しているアーカイブのフォーマット。\fBgnu\fP, \fBoldgnu\fP, \fBposix\fP,
@@ -82,7 +111,7 @@
82111 .RE
83112 .SS ファイル属性の操作
84113 .TP
85-@@ -492,6 +525,11 @@
114+@@ -498,6 +535,11 @@
86115 .TP
87116 \fB\-\-no\-same\-owner\fP
88117 実行ユーザ自身の資格でファイルを抽出する (一般ユーザのデフォルト)。
@@ -94,7 +123,7 @@
94123 .TP
95124 \fB\-\-no\-same\-permissions\fP
96125 アーカイブから許可属性を抽出する際、実行ユーザの umask を適用する (一般ユーザのデフォルト)。
97-@@ -567,6 +605,15 @@
126+@@ -573,6 +615,15 @@
98127 について、格納や抽出から除外するパターンを指定する。\fIPATTERN\fP は POSIX
99128 の正規表現である。たとえば、\fB\-\-xattrs\-exclude='^user.'\fP
100129 と指定すれば、名前空間 user の属性を除外することになる。
@@ -110,7 +139,7 @@
110139 .TP
111140 \fB\-\-xattrs\-include=\fP\fIPATTERN\fP
112141 xattr のキーについて、格納や抽出時にインクルードするパターンを指定する。
113-@@ -632,6 +679,7 @@
142+@@ -640,6 +691,7 @@
114143 新しいボリューム名を \fBtar\fP
115144 に伝えるために使うことができるファイルディスクリプタ。
116145 .RE
@@ -118,7 +147,7 @@
118147 .RS
119148
120149 指定された info script が失敗した場合、\fBtar\fP
121-@@ -723,6 +771,12 @@
150+@@ -731,6 +783,12 @@
122151 を付けて、アーカイブを作成する。
123152 内容表示や抽出をする際にこのオプションを指定した場合は、\fITEXT\fP
124153 をボリューム名の glob パターンとして使用する。
@@ -131,7 +160,20 @@
131160 .SS 圧縮オプション
132161 .TP
133162 \fB\-a\fP, \fB\-\-auto\-compress\fP
134-@@ -784,9 +838,9 @@
163+@@ -740,6 +798,12 @@
164+ データを \fICOMMAND\fP でフィルタする。コマンドは、伸長するための
165+ \fB\-d\fP オプションを解するものでなければならない。
166+ 引き数にはコマンドラインオプションも含めることができる。
167++.RS
168++.IP "[\fB訳注\fP]" 8
169++圧縮・伸長プログラムが \fB\-d\fP
170++オプションを解しさえすればよいのであって、抽出・内容表示時に
171++\fICOMMAND\fP 中で \fB\-d\fP を指定する必要があるということではない。
172++.RE
173+ .TP
174+ \fB\-j\fP, \fB\-\-bzip2\fP
175+ アーカイブを \fBbzip2\fP(1) でフィルタする。
176+@@ -792,9 +856,9 @@
135177 .TP
136178 \fBnever\fP, \fBsimple\fP
137179 常に単純形式のバックアップを行う。
@@ -143,7 +185,7 @@
143185 \fICONTROL\fP が指定されない場合、環境変数 \fBVERSION_CONTROL\fP
144186 から値を取得する。それも指定されていない場合は、\fBexisting\fP
145187 が指定されているものと見なされる。
146-@@ -819,6 +873,13 @@
188+@@ -827,6 +891,13 @@
147189 ディレクトリをダンプする前に、\fIFILE\fP というファイルがそこに含まれているかを調べる。
148190 含まれている場合は、そのファイルから除外パターンを読み込む。
149191 このパターンは、そのディレクトリにのみ影響する。
@@ -157,7 +199,7 @@
157199 .TP
158200 \fB\-\-exclude\-ignore\-recursive=\fP\fIFILE\fP
159201 \fB\-\-exclude\-ignore\fP と同様であるが、\fIFILE\fP
160-@@ -862,6 +923,20 @@
202+@@ -870,6 +941,20 @@
161203 .TP
162204 \fB\-\-no\-recursion\fP
163205 ディレクトリにおいて自動的な下降をしないようにする。
@@ -178,7 +220,7 @@
178220 .TP
179221 \fB\-\-no\-unquote\fP
180222 指定された入力ファイル名やメンバー名中の、バックスラッシュでクォートされたシーケンスを解釈・変換しない
181-@@ -886,6 +961,15 @@
223+@@ -894,6 +979,15 @@
182224 (つまり、\fB\-T\fP オプションでダッシュで始まる名前の特別扱いをしなくなる)。
183225
184226 \fB\-\-verbatim\-files\-from\fP も参照すること。
@@ -194,7 +236,7 @@
194236 .TP
195237 \fB\-N\fP, \fB\-\-newer\fP=\fIDATE\fP, \fB\-\-after\-date\fP=\fIDATE\fP
196238 DATE より新しいファイルのみを格納する。 \fIDATE\fP が \fB/\fP または \fB.\fP で始まっている場合は、
197-@@ -911,11 +995,23 @@
239+@@ -919,11 +1013,23 @@
198240 別の指定がないかぎり、\fIFILE\fP の内容は、ASCII \fBLF\fP で区切られた名前のリストでなければならない (つまり、1 行に 1
199241 個の名前だ)。 読み込まれた名前は、コマンドラインの引き数と同じやり方で処理される。 すなわち、引用符が除去され、単語に分割され、そして、ダッシュ
200242 (\fB\-\fP) で始まる文字列があれば、\fBtar\fP のコマンドラインオプションとして処理される。
@@ -218,7 +260,7 @@
218260 .TP
219261 \fB\-\-unquote\fP
220262 指定された入力ファイル名やメンバー名中の、バックスラッシュでクォートされたシーケンスを解釈・変換する
221-@@ -1014,7 +1110,7 @@
263+@@ -1022,7 +1128,7 @@
222264 内容表示や抽出をする際、検索の基準にマッチしないディレクトリに出会うごとに、その旨表示する
223265 (訳注: 要するに、何らかの理由で、内容表示や抽出をスキップするディレクトリがあれば、
224266 それを知らせるということ。\fBinfo tar verbose\fP
@@ -227,7 +269,7 @@
227269 .TP
228270 \fB\-\-show\-transformed\-names\fP, \fB\-\-show\-stored\-names\fP
229271 ファイル名やアーカイブ名を表示する際、\fB\-\-strip\fP や \fB\-\-transform\fP オプションで変更した後の名前を使う (訳注:
230-@@ -1129,6 +1225,7 @@
272+@@ -1137,6 +1243,7 @@
231273 .EX
232274 $ tar \-\-warning=decompress\-program \-x \-f archive.Z
233275 tar (child): cannot run compress: No such file or directory
@@ -235,7 +277,7 @@
235277 tar (child): trying gzip
236278 .EE
237279
238-@@ -1224,9 +1321,18 @@
280+@@ -1232,9 +1339,18 @@
239281 .ad
240282 This is free software: you are free to change and redistribute it. There is
241283 NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
--- a/manual/GNU_tar/po4a/tar-ja.po
+++ b/manual/GNU_tar/po4a/tar-ja.po
@@ -7,7 +7,7 @@ msgid ""
77 msgstr ""
88 "Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
99 "POT-Creation-Date: 2020-01-01 19:44+0900\n"
10-"PO-Revision-Date: 2020-02-28 10:12+0900\n"
10+"PO-Revision-Date: 2020-10-14 09:23+0900\n"
1111 "Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
1212 "Language-Team: Linux JM project <linuxjm-discuss@lists.osdn.me>\n"
1313 "Language: \n"
@@ -239,15 +239,13 @@ msgid ""
239239 "of the program, which stands for B<t>ape B<ar>chiver), which can be located "
240240 "either on the local or on a remote machine."
241241 msgstr ""
242-"GNU B<tar> "
243-"は、アーカイブプログラムである。アーカイブプログラムとは、複数のファイルを "
244-"1 個のファイル (B<アーカイブ>) に格納したり、 "
245-"そうしたアーカイブを操作したりするためのプログラムだ。 "
246-"アーカイブは、通常ファイルであってもよく、デバイスであってもよい "
247-"(後者の一例がテープドライブであり、このプログラムの名前は、そこから来ている。 "
248-"すなわち、B<t>ape B<ar>chiver ということだ)。 "
249-"そうしたファイルやデバイスは、ローカルマシンにあってもよく、 "
250-"リモートマシンにあってもよい。"
242+"GNU B<tar> は、アーカイブプログラムである。\n"
243+"アーカイブプログラムとは、複数のファイルを 1 個のファイル (B<アーカイブ>)\n"
244+"に格納したり、そうしたアーカイブを操作したりするためのプログラムだ。\n"
245+"アーカイブは、通常ファイルであってもよく、デバイスであってもよい\n"
246+"(後者の一例がテープドライブであり、このプログラムの名前は、そこから来ている。\n"
247+"すなわち、B<t>ape B<ar>chiver ということだ)。\n"
248+"そうしたファイルやデバイスは、ローカルマシンにあってもよく、リモートマシンにあってもよい。"
251249
252250 #. type: SS
253251 #: tar.man:93
@@ -270,7 +268,7 @@ msgstr ""
270268 "そうしたオプションが引き数を要求する場合に、その引き数になる。\n"
271269 "なお、そうした引き数は、オプション文字と同じ順番で読み込まれる。\n"
272270 "すべてのオプションの処理が終わった後で、コマンドラインに残っている単語があれば、\n"
273-"それは、オプションの引き数ではない引き数として扱われる。\n"
271+"それは、オプションとは関係のない引き数として扱われる。\n"
274272 "すなわち、ファイルやアーカイブメンバーの名前である。"
275273
276274 #. type: Plain text
@@ -487,7 +485,7 @@ msgstr ""
487485 "引き数は任意だが、指定するなら、比較したいアーカイブのメンバーである。\n"
488486 "指定しない場合は、カレントワーキングディレクトリを指定したものと見なされる。\n"
489487 "(訳注: info マニュアルの説明は少し違い、「メンバーを 1 つも指定しない場合、\n"
490-"B<tar> はアーカイブ全体を比較する」となっている。)"
488+"B<tar> は全アーカイブを比較する」となっている。)"
491489
492490 #. type: TP
493491 #: tar.man:191
@@ -565,7 +563,7 @@ msgstr ""
565563 "はボリュームラベルを各引き数と比較する。引き数にマッチするラベルがあった場合は、コード\n"
566564 "B<0> で終了し、なかった場合は、\n"
567565 "コード B<1> で終了する。その際、B<-v> (B<--verbose>)\n"
568-"オプションが一緒に指定されないかぎり、出力に何も表示されない。"
566+"オプションが一緒に指定されないかぎり、出力には何も表示されない。"
569567
570568 #. type: Plain text
571569 #: tar.man:218
@@ -588,12 +586,12 @@ msgid ""
588586 "several members of the same name, corresponding to various versions of the "
589587 "same file."
590588 msgstr ""
591-"アーカイブ内の同名のコピーより新しいファイルだけを追加する。 "
592-"引き数の意味は、B<-c> や B<-r> オプションと同じである。 "
593-"気を付けてほしいが、新しいファイルが、古いアーカイブコピーに置き換わるわけではない。 "
594-"そうではなくて、アーカイブの末尾に追加されるのである。 "
595-"従って、作成されたアーカイブには、同じファイルの様々なバージョンに当たる、 "
596-"同じ名前の複数のメンバーが含まれるかもしれない。"
589+"アーカイブ内の同名のコピーより新しいファイルだけを追加する。\n"
590+"引き数の意味は、B<-c> や B<-r> オプションと同じである。\n"
591+"気を付けてほしいが、新しいファイルが、古いアーカイブコピーに置き換わるわけではない。\n"
592+"そうではなくて、アーカイブの末尾に追加されるのである。\n"
593+"従って、作成されたアーカイブには、\n"
594+"同じファイルの様々なバージョンに当たる、同じ名前の複数のメンバーが含まれることがある。"
597595
598596 #. type: TP
599597 #: tar.man:226
@@ -915,7 +913,7 @@ msgid ""
915913 "file."
916914 msgstr ""
917915 "スパースファイルを効率的に取り扱う。ファイルシステム上のファイルの中には、\n"
918-"実際の書き込みが一度も行われたことのないセグメントを含むものがある\n"
916+"実際の書き込みが一度も行われていないセグメントを含むものがある\n"
919917 "(そうしたものが B<DBM>\n"
920918 "のようなシステムで作られたデータベースファイルだったりするのは、よくあることだ)。\n"
921919 "このオプションを指定すると、B<tar> は、ファイルをアーカイブに入れる前に、\n"
@@ -935,7 +933,7 @@ msgid ""
935933 "These options control B<tar> actions when extracting a file over an existing "
936934 "copy on disk."
937935 msgstr ""
938-"以下のオプションは、アーカイブからファイルを抽出することで、\n"
936+"以下のオプションは、アーカイブからファイルを抽出することによって、\n"
939937 "ディスク上にある同名ファイルの上書きが生じる場合の tar の挙動を制御する。"
940938
941939 #. type: TP
@@ -1925,11 +1923,10 @@ msgid ""
19251923 "remote machine. The part before the colon is taken as the machine name or "
19261924 "IP address, and the part after it as the file or device pathname, e.g.:"
19271925 msgstr ""
1928-"アーカイブ名にコロンが含まれている場合、それは、リモートマシンのファイルかデバイスである。 "
1929-"コロンの前の部分はマシン名または IP "
1930-"アドレスと見なされ、 "
1931-"コロンの後の部分はファイルまたはデバイスのパス名と見なされる。 "
1932-"例:"
1926+"アーカイブ名にコロンが含まれている場合、それは、リモートマシンのファイルかデバイスである。\n"
1927+"コロンの前の部分はマシン名または\n"
1928+"IP アドレスと見なされ、コロンの後の部分はファイルまたはデバイスのパス名と見なされる。\n"
1929+"例を挙げよう。"
19331930
19341931 #. type: Plain text
19351932 #: tar.man:635
@@ -2312,8 +2309,8 @@ msgid ""
23122309 "Control pax keywords when creating B<PAX> archives (B<-H pax>). This option "
23132310 "is equivalent to the B<-o> option of the B<pax>(1)B<utility.>"
23142311 msgstr ""
2315-"(B<-H pax> で) B<PAX> アーカイブを作成する際に\n"
2316-"pax のキーワードを調節する。このオプションは B<pax>(1)\n"
2312+"(B<-H pax> で) B<PAX> アーカイブを作成する際の\n"
2313+"pax のキーワードを調整する。このオプションは B<pax>(1)\n"
23172314 "ユーティリティの B<-o> オプションと等価である。"
23182315
23192316 #. type: TP
@@ -3500,7 +3497,7 @@ msgstr ""
35003497 #. type: Plain text
35013498 #: tar.man:1129
35023499 msgid "Multiple B<--warning> messages accumulate."
3503-msgstr "B<--warning> のメッセージを複数指定すると、前のものに後のものが積み重なって行く。"
3500+msgstr "B<--warning> のメッセージを複数指定すると、前の指定に後のものが積み重なって行く。"
35043501
35053502 #. type: Plain text
35063503 #: tar.man:1131
@@ -3587,9 +3584,7 @@ msgstr "B<xdev>"
35873584 #. type: Plain text
35883585 #: tar.man:1155
35893586 msgid "%s: file is on a different filesystem; not dumped"
3590-msgstr ""
3591-"%s: "
3592-"ファイルが異なるファイルシステム上にあるので、ダンプしません"
3587+msgstr "%s: ファイルが異なるファイルシステム上にあるので、ダンプしません"
35933588
35943589 #. type: TP
35953590 #: tar.man:1155
@@ -3600,7 +3595,7 @@ msgstr "B<file-ignored>"
36003595 #. type: Plain text
36013596 #: tar.man:1158
36023597 msgid "%s: Unknown file type; file ignored"
3603-msgstr "%s: 未知のファイルタイプ。このファイルは無視します"
3598+msgstr "%s: 未知のファイルタイプです。このファイルは無視します"
36043599
36053600 #. type: Plain text
36063601 #: tar.man:1160
@@ -3632,7 +3627,7 @@ msgstr "B<ignore-archive>"
36323627 #. type: Plain text
36333628 #: tar.man:1168
36343629 msgid "%s: file is the archive; not dumped"
3635-msgstr "%s: ファイルがこのアーカイブなので、ダンプしません"
3630+msgstr "%s: ファイルがこのアーカイブそのものなので、ダンプしません"
36363631
36373632 #. type: TP
36383633 #: tar.man:1168
@@ -3654,7 +3649,7 @@ msgstr "B<file-changed>"
36543649 #. type: Plain text
36553650 #: tar.man:1174
36563651 msgid "%s: file changed as we read it"
3657-msgstr "%s: 読み込んだファイルが変更されています"
3652+msgstr "%s: ファイルが読み込み中に変更されました"
36583653
36593654 #. type: TP
36603655 #: tar.man:1174
@@ -3713,9 +3708,7 @@ msgstr "B<contiguous-cast>"
37133708 #. type: Plain text
37143709 #: tar.man:1193
37153710 msgid "Extracting contiguous files as regular files"
3716-msgstr ""
3717-"連続したファイル (configuous files) "
3718-"を普通のファイルとして取り出します"
3711+msgstr "連続したファイル (contiguous files) を普通のファイルとして取り出します"
37193712
37203713 #. type: TP
37213714 #: tar.man:1193
@@ -3737,7 +3730,7 @@ msgstr "B<unknown-cast>"
37373730 #. type: Plain text
37383731 #: tar.man:1199
37393732 msgid "%s: Unknown file type '%c', extracted as normal file"
3740-msgstr "%s: 未知のファイルタイプ '%c'、通常のファイルとして抽出します"
3733+msgstr "%s: 未知のファイルタイプ '%c'。通常のファイルとして抽出します"
37413734
37423735 #. type: TP
37433736 #: tar.man:1199
@@ -3843,12 +3836,12 @@ msgstr "B<new-directory>"
38433836 #. type: Plain text
38443837 #: tar.man:1234
38453838 msgid "%s: Directory is new"
3846-msgstr "%s: ディレクトリは新しく作られました"
3839+msgstr "%s: ディレクトリが新しく作られました"
38473840
38483841 #. type: Plain text
38493842 #: tar.man:1237
38503843 msgid "%s: directory is on a different device: not purging"
3851-msgstr "%s: ディレクトリは異なるデバイス上にあるので消去しません"
3844+msgstr "%s: ディレクトリが異なるデバイス上にあるので消去しません"
38523845
38533846 #. type: TP
38543847 #: tar.man:1237
--- a/manual/GNU_tar/release/man1/tar.1
+++ b/manual/GNU_tar/release/man1/tar.1
@@ -92,10 +92,13 @@ tar \- アーカイブユーティリティ
9292 .PP
9393 この man ページと \fBGNU Tar Manual\fP の内容に食い違いがある場合は、後者の方が信頼できる情報源である。
9494 .SH 説明
95-GNU \fBtar\fP は、アーカイブプログラムである。アーカイブプログラムとは、複数のファイルを 1 個のファイル (\fBアーカイブ\fP) に格納したり、
96-そうしたアーカイブを操作したりするためのプログラムだ。 アーカイブは、通常ファイルであってもよく、デバイスであってもよい
97-(後者の一例がテープドライブであり、このプログラムの名前は、そこから来ている。 すなわち、\fBt\fPape \fBar\fPchiver ということだ)。
98-そうしたファイルやデバイスは、ローカルマシンにあってもよく、 リモートマシンにあってもよい。
95+GNU \fBtar\fP は、アーカイブプログラムである。
96+アーカイブプログラムとは、複数のファイルを 1 個のファイル (\fBアーカイブ\fP)
97+に格納したり、そうしたアーカイブを操作したりするためのプログラムだ。
98+アーカイブは、通常ファイルであってもよく、デバイスであってもよい
99+(後者の一例がテープドライブであり、このプログラムの名前は、そこから来ている。
100+すなわち、\fBt\fPape \fBar\fPchiver ということだ)。
101+そうしたファイルやデバイスは、ローカルマシンにあってもよく、リモートマシンにあってもよい。
99102 .PP
100103
101104 .SS オプション形式
@@ -104,7 +107,7 @@ GNU \fBtar\fP のオプションは、3 つの異なる形式で指定できる
104107 そうしたオプションが引き数を要求する場合に、その引き数になる。
105108 なお、そうした引き数は、オプション文字と同じ順番で読み込まれる。
106109 すべてのオプションの処理が終わった後で、コマンドラインに残っている単語があれば、
107-それは、オプションの引き数ではない引き数として扱われる。
110+それは、オプションとは関係のない引き数として扱われる。
108111 すなわち、ファイルやアーカイブメンバーの名前である。
109112 .PP
110113 たとえば、\fBc\fP オプションは、アーカイブの作成を指示し、\fBv\fP オプションは、
@@ -132,11 +135,13 @@ tar に命じている。
132135 .PP
133136 上で例示したコマンドは、 \fB短いオプション形式\fPで書けば、以下のようになるだろう。
134137 .PP
135-.EX
138+.\" .EX
139+.nf
136140 \fBtar \-cvf etc.tar /etc\fP
137141 または、
138142 \fBtar \-c \-v \-f etc.tar /etc\fP
139-.EE
143+.fi
144+.\" .EE
140145 .PP
141146 \fBGNU スタイル\fP、すなわち\fB長いオプション形式\fPでは、 各オプションは、2 個のダッシュに続く意味を持った名前であり、
142147 小文字とダッシュから構成されている。使用に当たって、長いオプションは、
@@ -146,13 +151,15 @@ tar に命じている。
146151 .PP
147152 上記のコマンド例をこの形式で書くには、次のようないくつかの方法がある。
148153 .PP
149-.EX
154+.\" .EX
155+.nf
150156 \fBtar \-\-create \-\-file etc.tar \-\-verbose /etc\fP
151-.EE
157+.\" .EE
152158 または (オプションをいくつか短縮して)、
153-.EX
159+.\" .EX
154160 \fBtar \-\-cre \-\-file=etc.tar \-\-verb /etc\fP
155-.EE
161+.fi
162+.\" .EE
156163 .IP "[\fB訳注\fP]:" 8
157164 二番目の用例は、失敗すると思う。現在では、\fB\-\-verbose\fP のほかに
158165 \fB\-\-verbatim\-files\-from\fP というオプションもあるので、
@@ -190,7 +197,7 @@ tar に命じている。
190197 引き数は任意だが、指定するなら、比較したいアーカイブのメンバーである。
191198 指定しない場合は、カレントワーキングディレクトリを指定したものと見なされる。
192199 (訳注: info マニュアルの説明は少し違い、「メンバーを 1 つも指定しない場合、
193-\fBtar\fP はアーカイブ全体を比較する」となっている。)
200+\fBtar\fP は全アーカイブを比較する」となっている。)
194201 .TP
195202 \fB\-\-delete\fP
196203 アーカイブから削除する。引き数はアーカイブから削除するメンバーの名前である。少なくとも
@@ -212,14 +219,17 @@ tar に命じている。
212219 はボリュームラベルを各引き数と比較する。引き数にマッチするラベルがあった場合は、コード
213220 \fB0\fP で終了し、なかった場合は、
214221 コード \fB1\fP で終了する。その際、\fB\-v\fP (\fB\-\-verbose\fP)
215-オプションが一緒に指定されないかぎり、出力に何も表示されない。
222+オプションが一緒に指定されないかぎり、出力には何も表示されない。
216223
217224 これと等価な短いオプションはない。
218225 .TP
219226 \fB\-u\fP, \fB\-\-update\fP
220-アーカイブ内の同名のコピーより新しいファイルだけを追加する。 引き数の意味は、\fB\-c\fP や \fB\-r\fP オプションと同じである。
221-気を付けてほしいが、新しいファイルが、古いアーカイブコピーに置き換わるわけではない。 そうではなくて、アーカイブの末尾に追加されるのである。
222-従って、作成されたアーカイブには、同じファイルの様々なバージョンに当たる、 同じ名前の複数のメンバーが含まれるかもしれない。
227+アーカイブ内の同名のコピーより新しいファイルだけを追加する。
228+引き数の意味は、\fB\-c\fP や \fB\-r\fP オプションと同じである。
229+気を付けてほしいが、新しいファイルが、古いアーカイブコピーに置き換わるわけではない。
230+そうではなくて、アーカイブの末尾に追加されるのである。
231+従って、作成されたアーカイブには、
232+同じファイルの様々なバージョンに当たる、同じ名前の複数のメンバーが含まれることがある。
223233 .TP
224234 \fB\-x\fP, \fB\-\-extract\fP, \fB\-\-get\fP
225235 アーカイブからファイルを抽出する。引き数は任意である。 引き数が指定された場合、抽出するアーカイブメンバーの名前となる。
@@ -329,7 +339,7 @@ level 1 のインクリメンタルアーカイブが出来るわけだ。
329339 .TP
330340 \fB\-S\fP, \fB\-\-sparse\fP
331341 スパースファイルを効率的に取り扱う。ファイルシステム上のファイルの中には、
332-実際の書き込みが一度も行われたことのないセグメントを含むものがある
342+実際の書き込みが一度も行われていないセグメントを含むものがある
333343 (そうしたものが \fBDBM\fP
334344 のようなシステムで作られたデータベースファイルだったりするのは、よくあることだ)。
335345 このオプションを指定すると、\fBtar\fP は、ファイルをアーカイブに入れる前に、
@@ -337,7 +347,7 @@ level 1 のインクリメンタルアーカイブが出来るわけだ。
337347 そして、もしそうなら、ファイル中の空っぽの部分をダンプしないことによって、
338348 生成するアーカイブのサイズを小さくする。
339349 .SS 上書きの制御
340-以下のオプションは、アーカイブからファイルを抽出することで、
350+以下のオプションは、アーカイブからファイルを抽出することによって、
341351 ディスク上にある同名ファイルの上書きが生じる場合の tar の挙動を制御する。
342352 .TP
343353 \fB\-k\fP, \fB\-\-keep\-old\-files\fP
@@ -626,8 +636,10 @@ xattr のキーについて、格納や抽出時にインクルードするパ
626636 デフォルトの値は \fB\-\-show\-defaults\fP オプションを使って調べることができる。また、\fBtar \-\-help\fP
627637 の出力の末尾を見てもわかる。
628638
629-アーカイブ名にコロンが含まれている場合、それは、リモートマシンのファイルかデバイスである。 コロンの前の部分はマシン名または IP アドレスと見なされ、
630-コロンの後の部分はファイルまたはデバイスのパス名と見なされる。 例:
639+アーカイブ名にコロンが含まれている場合、それは、リモートマシンのファイルかデバイスである。
640+コロンの前の部分はマシン名または
641+IP アドレスと見なされ、コロンの後の部分はファイルまたはデバイスのパス名と見なされる。
642+例を挙げよう。
631643
632644 .EX
633645 \-\-file=remotehost:/dev/sr0
@@ -759,8 +771,8 @@ POSIX 1003.1\-1988 (ustar) 形式
759771 \fB\-\-format=v7\fP と同じ。
760772 .TP
761773 \fB\-\-pax\-option\fP=\fIkeyword\fP[[:]=\fIvalue\fP][,\fIkeyword\fP[[:]=\fIvalue\fP]]...
762-(\fB\-H pax\fP で) \fBPAX\fP アーカイブを作成する際に
763-pax のキーワードを調節する。このオプションは \fBpax\fP(1)
774+(\fB\-H pax\fP で) \fBPAX\fP アーカイブを作成する際の
775+pax のキーワードを調整する。このオプションは \fBpax\fP(1)
764776 ユーティリティの \fB\-o\fP オプションと等価である。
765777 .TP
766778 \fB\-\-posix\fP
@@ -786,6 +798,12 @@ pax のキーワードを調節する。このオプションは \fBpax\fP(1)
786798 データを \fICOMMAND\fP でフィルタする。コマンドは、伸長するための
787799 \fB\-d\fP オプションを解するものでなければならない。
788800 引き数にはコマンドラインオプションも含めることができる。
801+.RS
802+.IP "[\fB訳注\fP]" 8
803+圧縮・伸長プログラムが \fB\-d\fP
804+オプションを解しさえすればよいのであって、抽出・内容表示時に
805+\fICOMMAND\fP 中で \fB\-d\fP を指定する必要があるということではない。
806+.RE
789807 .TP
790808 \fB\-j\fP, \fB\-\-bzip2\fP
791809 アーカイブを \fBbzip2\fP(1) でフィルタする。
@@ -1139,7 +1157,7 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP
11391157 \fIKEYWORD\fP の前に \fBno\-\fP を付ければ、そのメッセージは抑制され、
11401158 付けなければ、有効になる。
11411159
1142-\fB\-\-warning\fP のメッセージを複数指定すると、前のものに後のものが積み重なって行く。
1160+\fB\-\-warning\fP のメッセージを複数指定すると、前の指定に後のものが積み重なって行く。
11431161
11441162 以下のキーワードは \fBtar\fP の操作全般を制御するものである:
11451163 .RS
@@ -1168,7 +1186,7 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP
11681186 "%s: ファイルが異なるファイルシステム上にあるので、ダンプしません"
11691187 .TP
11701188 \fBfile\-ignored\fP
1171-"%s: 未知のファイルタイプ。このファイルは無視します"
1189+"%s: 未知のファイルタイプです。このファイルは無視します"
11721190 .br
11731191 "%s: ソケットは無視します"
11741192 .br
@@ -1178,13 +1196,13 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP
11781196 "%s: ファイルが変更されていないので、ダンプしません"
11791197 .TP
11801198 \fBignore\-archive\fP
1181-"%s: ファイルがこのアーカイブなので、ダンプしません"
1199+"%s: ファイルがこのアーカイブそのものなので、ダンプしません"
11821200 .TP
11831201 \fBfile\-removed\fP
11841202 "%s: ファイルが読み込む前に削除されました"
11851203 .TP
11861204 \fBfile\-changed\fP
1187-"%s: 読み込んだファイルが変更されています"
1205+"%s: ファイルが読み込み中に変更されました"
11881206 .TP
11891207 \fBfailed\-read\fP
11901208 読み込み不能なファイルやディレクトリについての警告メッセージを抑止する。
@@ -1202,13 +1220,13 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP
12021220 "%s: タイムスタンプ %s は %s 秒後の日時を示しています"
12031221 .TP
12041222 \fBcontiguous\-cast\fP
1205-"連続したファイル (configuous files) を普通のファイルとして取り出します"
1223+"連続したファイル (contiguous files) を普通のファイルとして取り出します"
12061224 .TP
12071225 \fBsymlink\-cast\fP
12081226 "シンボリックリンクをハードリンクとして取り出してみます"
12091227 .TP
12101228 \fBunknown\-cast\fP
1211-"%s: 未知のファイルタイプ '%c'、通常のファイルとして抽出します"
1229+"%s: 未知のファイルタイプ '%c'。通常のファイルとして抽出します"
12121230 .TP
12131231 \fBignore\-newer\fP
12141232 "現在の %s の方が新しいか同じです"
@@ -1243,10 +1261,10 @@ tar (child): trying gzip
12431261 "%s: ディレクトリ名が変更されました"
12441262 .TP
12451263 \fBnew\-directory\fP
1246-"%s: ディレクトリは新しく作られました"
1264+"%s: ディレクトリが新しく作られました"
12471265 .TP
12481266 \fBxdev\fP
1249-"%s: ディレクトリは異なるデバイス上にあるので消去しません"
1267+"%s: ディレクトリが異なるデバイス上にあるので消去しません"
12501268 .TP
12511269 \fBbad\-dumpdir\fP
12521270 "不正形式の dumpdir: 'X' が未使用"
--- a/manual/util-linux/po4a/man1/getopt-ja.patch
+++ b/manual/util-linux/po4a/man1/getopt-ja.patch
@@ -1,5 +1,5 @@
1---- getopt.1.orig 2020-04-15 17:31:10.836314658 +0900
2-+++ getopt.1 2020-04-15 17:35:32.186933252 +0900
1+--- getopt.1.orig 2020-09-25 10:13:43.892890240 +0900
2++++ getopt.1 2020-09-27 16:08:08.269317206 +0900
33 @@ -1,8 +1,45 @@
44 +.\" getopt.c - Enhanced implementation of BSD getopt(1)
55 +.\" Copyright (c) 1997-2014 Frodo Looijaard <frodo@frodo.looijaard.name>
@@ -39,7 +39,7 @@
3939 +.\" by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
4040 +.\" Updated & Modified Sun Mar 2 15:11:49 JST 2003
4141 +.\" by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
42-+.\" Updated & Modified (util-linux 2.34) Tue Apr 14 12:34:43 JST 2020
42++.\" Updated & Modified (util-linux 2.34) Fri Sep 25 10:16:02 JST 2020
4343 +.\" by Yuichi SATO <ysato444@ybb.ne.jp>
4444 +.\" and Yoichi Chonan <cyoichi@maple.ocn.ne.jp>
4545 +.\"
@@ -59,7 +59,7 @@
5959 環境変数 \fBGETOPT_COMPATIBLE\fP
6060 が設定されている場合や、最初のパラメータがオプションではない場合 (すなわち、'\fB\-\fP'
6161 @@ -125,6 +167,29 @@
62- で対応するように、気を付けて指定しなければならない
62+ で対応するように、気を付けて指定しなければならないのだ
6363 (「\fB用例\fP」セクションを参照)。すべての解析は、GNU \fBgetopt\fP(3)
6464 のルーティンによって行われる。
6565 +.IP "[\fB訳注\fP]"
@@ -78,7 +78,7 @@
7878 +「\fB用例\fP」で述べているスクリプトの見本を参照していただきたい。
7979 +.sp
8080 +「シェル関数を呼んだときに渡す各パラメータは、\fBgetopt\fP
81-+のパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1
81++に渡されるパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1
8282 +で対応するように、気を付けて指定しなければならない」というのは、
8383 +シェル関数やシェルスクリプトに渡すパラメータでも、
8484 +それが空白などを含むようならクォートしなければならないのはもちろん、以下で説明するような
@@ -88,7 +88,7 @@
8888 .PP
8989 パラメータ群は左から右へ解析される。各パラメータは、ショートオプション、ロングオプション、
9090 オプションの引き数、オプションとは無関係なパラメータに分割分類される。
91-@@ -287,10 +352,30 @@
91+@@ -287,19 +352,35 @@
9292 関数は、引き数が任意のロングオプションが、空の任意引き数を渡された場合でも、解析できる
9393 (だが、ショートオプションについては、それができない)。この \fBgetopt\fP(1)
9494 コマンドは、空の任意引き数を、引き数が存在しないかのように処理している。
@@ -117,5 +117,17 @@
117117 +すなわち、\fBgetopt \-o '' \-\-longoptions ...\fP
118118 +のように使用しなければならない。
119119 .SH 作者
120- .MT frodo@frodo.looijaard.name
121- Frodo Looijaard
120+-.MT frodo@frodo.looijaard.name
121+-Frodo Looijaard
122+-.ME
123++Frodo Looijaard <frodo@frodo.looijaard.name>
124+ .SH 関連項目
125+ \fBbash\fP(1), \fBtcsh\fP(1), \fBgetopt\fP(3)
126+ .SH 入手方法
127+-この getopt コマンドは、util\-linux パッケージの一部であり、
128+-.UR https://\:www.kernel.org\:/pub\:/linux\:/utils\:/util\-linux/
129+-Linux Kernel Archive
130+-.UE
131++この getopt コマンドは、util\-linux パッケージの一部であり、Linux Kernel Archive
132++<https://\:www.kernel.org\:/pub\:/linux\:/utils\:/util\-linux/>
133+ から入手できる。
--- a/manual/util-linux/po4a/man1/getopt-ja.po
+++ b/manual/util-linux/po4a/man1/getopt-ja.po
@@ -7,7 +7,7 @@ msgid ""
77 msgstr ""
88 "Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
99 "POT-Creation-Date: 2019-12-08 15:44+0900\n"
10-"PO-Revision-Date: 2020-04-15 20:55+0900\n"
10+"PO-Revision-Date: 2020-09-25 10:10+0900\n"
1111 "Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
1212 "Language-Team: Linux JM project <linuxjm-discuss@lists.osdn.me>\n"
1313 "Language: \n"
@@ -381,8 +381,8 @@ msgstr ""
381381 "ここで取り上げるパラメータ群が、元はと言えば、\n"
382382 "シェル関数を呼んだときに渡したパラメータだったというのは、\n"
383383 "ごく普通のことである。そこで、シェル関数を呼んだときに渡す各パラメータは、B<getopt>\n"
384-"のパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1\n"
385-"で対応するように、気を付けて指定しなければならない\n"
384+"に渡されるパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1\n"
385+"で対応するように、気を付けて指定しなければならないのだ\n"
386386 "(「B<用例>」セクションを参照)。すべての解析は、GNU B<getopt>(3)\n"
387387 "のルーティンによって行われる。"
388388
@@ -595,7 +595,7 @@ msgstr ""
595595 "互換モードでは、オプションの引き数やオプションとは無関係なパラメータ中に、\n"
596596 "ホワイトスペースや特殊文字があると、それを適切に処理できない。\n"
597597 "そのため、互換モードの出力を渡されたシェルスクリプトは、\n"
598-"その出力をどのように個々のパラメータに分割することを期待されているのか、わからないことになる。\n"
598+"その出力をどのように個々のパラメータに分割すればよいのか、わからないことになる。\n"
599599 "この問題を回避するために、B<getopt> のこの実装では、クォートによる保護を提供している。\n"
600600 "要するに、出力を生成するとき、パラメータをひとつひとつ引用符で囲んでやるのである。この出力を\n"
601601 "(たいていは、シェルの B<eval> コマンドを使って)\n"
--- a/manual/util-linux/release/man1/getopt.1
+++ b/manual/util-linux/release/man1/getopt.1
@@ -36,7 +36,7 @@
3636 .\" by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
3737 .\" Updated & Modified Sun Mar 2 15:11:49 JST 2003
3838 .\" by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
39-.\" Updated & Modified (util-linux 2.34) Tue Apr 14 12:34:43 JST 2020
39+.\" Updated & Modified (util-linux 2.34) Fri Sep 25 10:16:02 JST 2020
4040 .\" by Yuichi SATO <ysato444@ybb.ne.jp>
4141 .\" and Yoichi Chonan <cyoichi@maple.ocn.ne.jp>
4242 .\"
@@ -163,8 +163,8 @@ getopt(3) の出すエラーメッセージを表示しない。
163163 ここで取り上げるパラメータ群が、元はと言えば、
164164 シェル関数を呼んだときに渡したパラメータだったというのは、
165165 ごく普通のことである。そこで、シェル関数を呼んだときに渡す各パラメータは、\fBgetopt\fP
166-のパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1
167-で対応するように、気を付けて指定しなければならない
166+に渡されるパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1
167+で対応するように、気を付けて指定しなければならないのだ
168168 (「\fB用例\fP」セクションを参照)。すべての解析は、GNU \fBgetopt\fP(3)
169169 のルーティンによって行われる。
170170 .IP "[\fB訳注\fP]"
@@ -183,7 +183,7 @@ getopt(3) の出すエラーメッセージを表示しない。
183183 「\fB用例\fP」で述べているスクリプトの見本を参照していただきたい。
184184 .sp
185185 「シェル関数を呼んだときに渡す各パラメータは、\fBgetopt\fP
186-のパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1
186+に渡されるパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1
187187 で対応するように、気を付けて指定しなければならない」というのは、
188188 シェル関数やシェルスクリプトに渡すパラメータでも、
189189 それが空白などを含むようならクォートしなければならないのはもちろん、以下で説明するような
@@ -275,7 +275,7 @@ getopt(3) の出すエラーメッセージを表示しない。
275275 互換モードでは、オプションの引き数やオプションとは無関係なパラメータ中に、
276276 ホワイトスペースや特殊文字があると、それを適切に処理できない。
277277 そのため、互換モードの出力を渡されたシェルスクリプトは、
278-その出力をどのように個々のパラメータに分割することを期待されているのか、わからないことになる。
278+その出力をどのように個々のパラメータに分割すればよいのか、わからないことになる。
279279 この問題を回避するために、\fBgetopt\fP のこの実装では、クォートによる保護を提供している。
280280 要するに、出力を生成するとき、パラメータをひとつひとつ引用符で囲んでやるのである。この出力を
281281 (たいていは、シェルの \fBeval\fP コマンドを使って)
@@ -377,14 +377,10 @@ getopt の最初のパラメータの最初の文字が '\fB\-\fP' でない場
377377 すなわち、\fBgetopt \-o '' \-\-longoptions ...\fP
378378 のように使用しなければならない。
379379 .SH 作者
380-.MT frodo@frodo.looijaard.name
381-Frodo Looijaard
382-.ME
380+Frodo Looijaard <frodo@frodo.looijaard.name>
383381 .SH 関連項目
384382 \fBbash\fP(1), \fBtcsh\fP(1), \fBgetopt\fP(3)
385383 .SH 入手方法
386-この getopt コマンドは、util\-linux パッケージの一部であり、
387-.UR https://\:www.kernel.org\:/pub\:/linux\:/utils\:/util\-linux/
388-Linux Kernel Archive
389-.UE
384+この getopt コマンドは、util\-linux パッケージの一部であり、Linux Kernel Archive
385+<https://\:www.kernel.org\:/pub\:/linux\:/utils\:/util\-linux/>
390386 から入手できる。
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