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Revision | e1e55eebeb14b6b98761bf911bf14cb878f5e054 (tree) |
---|---|
Zeit | 2020-10-14 11:45:30 |
Autor | cyoichi <cyoichi@user...> |
Commiter | cyoichi |
GNU_tar, util-linux: minor modifications.
modified: manual/GNU_tar/draft/tar.1
modified: manual/GNU_tar/po4a/tar-ja.patch
modified: manual/GNU_tar/po4a/tar-ja.po
modified: manual/GNU_tar/release/man1/tar.1
modified: manual/util-linux/po4a/man1/getopt-ja.patch
modified: manual/util-linux/po4a/man1/getopt-ja.po
modified: manual/util-linux/release/man1/getopt.1
@@ -83,10 +83,13 @@ tar \- アーカイブユーティリティ | ||
83 | 83 | .PP |
84 | 84 | この man ページと \fBGNU Tar Manual\fP の内容に食い違いがある場合は、後者の方が信頼できる情報源である。 |
85 | 85 | .SH 説明 |
86 | -GNU \fBtar\fP は、アーカイブプログラムである。アーカイブプログラムとは、複数のファイルを 1 個のファイル (\fBアーカイブ\fP) に格納したり、 | |
87 | -そうしたアーカイブを操作したりするためのプログラムだ。 アーカイブは、通常ファイルであってもよく、デバイスであってもよい | |
88 | -(後者の一例がテープドライブであり、このプログラムの名前は、そこから来ている。 すなわち、\fBt\fPape \fBar\fPchiver ということだ)。 | |
89 | -そうしたファイルやデバイスは、ローカルマシンにあってもよく、 リモートマシンにあってもよい。 | |
86 | +GNU \fBtar\fP は、アーカイブプログラムである。 | |
87 | +アーカイブプログラムとは、複数のファイルを 1 個のファイル (\fBアーカイブ\fP) | |
88 | +に格納したり、そうしたアーカイブを操作したりするためのプログラムだ。 | |
89 | +アーカイブは、通常ファイルであってもよく、デバイスであってもよい | |
90 | +(後者の一例がテープドライブであり、このプログラムの名前は、そこから来ている。 | |
91 | +すなわち、\fBt\fPape \fBar\fPchiver ということだ)。 | |
92 | +そうしたファイルやデバイスは、ローカルマシンにあってもよく、リモートマシンにあってもよい。 | |
90 | 93 | .PP |
91 | 94 | |
92 | 95 | .SS オプション形式 |
@@ -95,7 +98,7 @@ GNU \fBtar\fP のオプションは、3 つの異なる形式で指定できる | ||
95 | 98 | そうしたオプションが引き数を要求する場合に、その引き数になる。 |
96 | 99 | なお、そうした引き数は、オプション文字と同じ順番で読み込まれる。 |
97 | 100 | すべてのオプションの処理が終わった後で、コマンドラインに残っている単語があれば、 |
98 | -それは、オプションの引き数ではない引き数として扱われる。 | |
101 | +それは、オプションとは関係のない引き数として扱われる。 | |
99 | 102 | すなわち、ファイルやアーカイブメンバーの名前である。 |
100 | 103 | .PP |
101 | 104 | たとえば、\fBc\fP オプションは、アーカイブの作成を指示し、\fBv\fP オプションは、 |
@@ -174,7 +177,7 @@ tar に命じている。 | ||
174 | 177 | 引き数は任意だが、指定するなら、比較したいアーカイブのメンバーである。 |
175 | 178 | 指定しない場合は、カレントワーキングディレクトリを指定したものと見なされる。 |
176 | 179 | (訳注: info マニュアルの説明は少し違い、「メンバーを 1 つも指定しない場合、 |
177 | -\fBtar\fP はアーカイブ全体を比較する」となっている。) | |
180 | +\fBtar\fP は全アーカイブを比較する」となっている。) | |
178 | 181 | .TP |
179 | 182 | \fB\-\-delete\fP |
180 | 183 | アーカイブから削除する。引き数はアーカイブから削除するメンバーの名前である。少なくとも |
@@ -196,14 +199,17 @@ tar に命じている。 | ||
196 | 199 | はボリュームラベルを各引き数と比較する。引き数にマッチするラベルがあった場合は、コード |
197 | 200 | \fB0\fP で終了し、なかった場合は、 |
198 | 201 | コード \fB1\fP で終了する。その際、\fB\-v\fP (\fB\-\-verbose\fP) |
199 | -オプションが一緒に指定されないかぎり、出力に何も表示されない。 | |
202 | +オプションが一緒に指定されないかぎり、出力には何も表示されない。 | |
200 | 203 | |
201 | 204 | これと等価な短いオプションはない。 |
202 | 205 | .TP |
203 | 206 | \fB\-u\fP, \fB\-\-update\fP |
204 | -アーカイブ内の同名のコピーより新しいファイルだけを追加する。 引き数の意味は、\fB\-c\fP や \fB\-r\fP オプションと同じである。 | |
205 | -気を付けてほしいが、新しいファイルが、古いアーカイブコピーに置き換わるわけではない。 そうではなくて、アーカイブの末尾に追加されるのである。 | |
206 | -従って、作成されたアーカイブには、同じファイルの様々なバージョンに当たる、 同じ名前の複数のメンバーが含まれるかもしれない。 | |
207 | +アーカイブ内の同名のコピーより新しいファイルだけを追加する。 | |
208 | +引き数の意味は、\fB\-c\fP や \fB\-r\fP オプションと同じである。 | |
209 | +気を付けてほしいが、新しいファイルが、古いアーカイブコピーに置き換わるわけではない。 | |
210 | +そうではなくて、アーカイブの末尾に追加されるのである。 | |
211 | +従って、作成されたアーカイブには、 | |
212 | +同じファイルの様々なバージョンに当たる、同じ名前の複数のメンバーが含まれることがある。 | |
207 | 213 | .TP |
208 | 214 | \fB\-x\fP, \fB\-\-extract\fP, \fB\-\-get\fP |
209 | 215 | アーカイブからファイルを抽出する。引き数は任意である。 引き数が指定された場合、抽出するアーカイブメンバーの名前となる。 |
@@ -296,7 +302,7 @@ tar に命じている。 | ||
296 | 302 | .TP |
297 | 303 | \fB\-S\fP, \fB\-\-sparse\fP |
298 | 304 | スパースファイルを効率的に取り扱う。ファイルシステム上のファイルの中には、 |
299 | -実際の書き込みが一度も行われたことのないセグメントを含むものがある | |
305 | +実際の書き込みが一度も行われていないセグメントを含むものがある | |
300 | 306 | (そうしたものが \fBDBM\fP |
301 | 307 | のようなシステムで作られたデータベースファイルだったりするのは、よくあることだ)。 |
302 | 308 | このオプションを指定すると、\fBtar\fP は、ファイルをアーカイブに入れる前に、 |
@@ -304,7 +310,7 @@ tar に命じている。 | ||
304 | 310 | そして、もしそうなら、ファイル中の空っぽの部分をダンプしないことによって、 |
305 | 311 | 生成するアーカイブのサイズを小さくする。 |
306 | 312 | .SS 上書きの制御 |
307 | -以下のオプションは、アーカイブからファイルを抽出することで、 | |
313 | +以下のオプションは、アーカイブからファイルを抽出することによって、 | |
308 | 314 | ディスク上にある同名ファイルの上書きが生じる場合の tar の挙動を制御する。 |
309 | 315 | .TP |
310 | 316 | \fB\-k\fP, \fB\-\-keep\-old\-files\fP |
@@ -579,8 +585,10 @@ xattr のキーについて、格納や抽出時にインクルードするパ | ||
579 | 585 | デフォルトの値は \fB\-\-show\-defaults\fP オプションを使って調べることができる。また、\fBtar \-\-help\fP |
580 | 586 | の出力の末尾を見てもわかる。 |
581 | 587 | |
582 | -アーカイブ名にコロンが含まれている場合、それは、リモートマシンのファイルかデバイスである。 コロンの前の部分はマシン名または IP アドレスと見なされ、 | |
583 | -コロンの後の部分はファイルまたはデバイスのパス名と見なされる。 例: | |
588 | +アーカイブ名にコロンが含まれている場合、それは、リモートマシンのファイルかデバイスである。 | |
589 | +コロンの前の部分はマシン名または | |
590 | +IP アドレスと見なされ、コロンの後の部分はファイルまたはデバイスのパス名と見なされる。 | |
591 | +例を挙げよう。 | |
584 | 592 | |
585 | 593 | .EX |
586 | 594 | \-\-file=remotehost:/dev/sr0 |
@@ -711,8 +719,8 @@ POSIX 1003.1\-1988 (ustar) 形式 | ||
711 | 719 | \fB\-\-format=v7\fP と同じ。 |
712 | 720 | .TP |
713 | 721 | \fB\-\-pax\-option\fP=\fIkeyword\fP[[:]=\fIvalue\fP][,\fIkeyword\fP[[:]=\fIvalue\fP]]... |
714 | -(\fB\-H pax\fP で) \fBPAX\fP アーカイブを作成する際に | |
715 | -pax のキーワードを調節する。このオプションは \fBpax\fP(1) | |
722 | +(\fB\-H pax\fP で) \fBPAX\fP アーカイブを作成する際の | |
723 | +pax のキーワードを調整する。このオプションは \fBpax\fP(1) | |
716 | 724 | ユーティリティの \fB\-o\fP オプションと等価である。 |
717 | 725 | .TP |
718 | 726 | \fB\-\-posix\fP |
@@ -1043,7 +1051,7 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP | ||
1043 | 1051 | \fIKEYWORD\fP の前に \fBno\-\fP を付ければ、そのメッセージは抑制され、 |
1044 | 1052 | 付けなければ、有効になる。 |
1045 | 1053 | |
1046 | -\fB\-\-warning\fP のメッセージを複数指定すると、前のものに後のものが積み重なって行く。 | |
1054 | +\fB\-\-warning\fP のメッセージを複数指定すると、前の指定に後のものが積み重なって行く。 | |
1047 | 1055 | |
1048 | 1056 | 以下のキーワードは \fBtar\fP の操作全般を制御するものである: |
1049 | 1057 | .RS |
@@ -1072,7 +1080,7 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP | ||
1072 | 1080 | "%s: ファイルが異なるファイルシステム上にあるので、ダンプしません" |
1073 | 1081 | .TP |
1074 | 1082 | \fBfile\-ignored\fP |
1075 | -"%s: 未知のファイルタイプ。このファイルは無視します" | |
1083 | +"%s: 未知のファイルタイプです。このファイルは無視します" | |
1076 | 1084 | .br |
1077 | 1085 | "%s: ソケットは無視します" |
1078 | 1086 | .br |
@@ -1082,13 +1090,13 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP | ||
1082 | 1090 | "%s: ファイルが変更されていないので、ダンプしません" |
1083 | 1091 | .TP |
1084 | 1092 | \fBignore\-archive\fP |
1085 | -"%s: ファイルがこのアーカイブなので、ダンプしません" | |
1093 | +"%s: ファイルがこのアーカイブそのものなので、ダンプしません" | |
1086 | 1094 | .TP |
1087 | 1095 | \fBfile\-removed\fP |
1088 | 1096 | "%s: ファイルが読み込む前に削除されました" |
1089 | 1097 | .TP |
1090 | 1098 | \fBfile\-changed\fP |
1091 | -"%s: 読み込んだファイルが変更されています" | |
1099 | +"%s: ファイルが読み込み中に変更されました" | |
1092 | 1100 | .TP |
1093 | 1101 | \fBfailed\-read\fP |
1094 | 1102 | 読み込み不能なファイルやディレクトリについての警告メッセージを抑止する。 |
@@ -1106,13 +1114,13 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP | ||
1106 | 1114 | "%s: タイムスタンプ %s は %s 秒後の日時を示しています" |
1107 | 1115 | .TP |
1108 | 1116 | \fBcontiguous\-cast\fP |
1109 | -"連続したファイル (configuous files) を普通のファイルとして取り出します" | |
1117 | +"連続したファイル (contiguous files) を普通のファイルとして取り出します" | |
1110 | 1118 | .TP |
1111 | 1119 | \fBsymlink\-cast\fP |
1112 | 1120 | "シンボリックリンクをハードリンクとして取り出してみます" |
1113 | 1121 | .TP |
1114 | 1122 | \fBunknown\-cast\fP |
1115 | -"%s: 未知のファイルタイプ '%c'、通常のファイルとして抽出します" | |
1123 | +"%s: 未知のファイルタイプ '%c'。通常のファイルとして抽出します" | |
1116 | 1124 | .TP |
1117 | 1125 | \fBignore\-newer\fP |
1118 | 1126 | "現在の %s の方が新しいか同じです" |
@@ -1146,10 +1154,10 @@ tar (child): trying gzip | ||
1146 | 1154 | "%s: ディレクトリ名が変更されました" |
1147 | 1155 | .TP |
1148 | 1156 | \fBnew\-directory\fP |
1149 | -"%s: ディレクトリは新しく作られました" | |
1157 | +"%s: ディレクトリが新しく作られました" | |
1150 | 1158 | .TP |
1151 | 1159 | \fBxdev\fP |
1152 | -"%s: ディレクトリは異なるデバイス上にあるので消去しません" | |
1160 | +"%s: ディレクトリが異なるデバイス上にあるので消去しません" | |
1153 | 1161 | .TP |
1154 | 1162 | \fBbad\-dumpdir\fP |
1155 | 1163 | "不正形式の dumpdir: 'X' が未使用" |
@@ -1,5 +1,5 @@ | ||
1 | ---- tar.1.orig 2020-02-28 10:00:26.144323617 +0900 | |
2 | -+++ tar.1 2020-02-28 10:00:54.469564759 +0900 | |
1 | +--- tar.1.orig 2020-10-14 09:43:37.887215780 +0900 | |
2 | ++++ tar.1 2020-10-14 09:44:32.047414932 +0900 | |
3 | 3 | @@ -18,6 +18,15 @@ |
4 | 4 | .\" This file was generated with po4a. Translate the source file. |
5 | 5 | .\" |
@@ -16,10 +16,39 @@ | ||
16 | 16 | .TH TAR 1 "February 4, 2019" TAR "GNU TAR Manual" |
17 | 17 | .SH 名前 |
18 | 18 | tar \- アーカイブユーティリティ |
19 | -@@ -144,12 +153,19 @@ | |
20 | - .EX | |
19 | +@@ -126,11 +135,13 @@ | |
20 | + .PP | |
21 | + 上で例示したコマンドは、 \fB短いオプション形式\fPで書けば、以下のようになるだろう。 | |
22 | + .PP | |
23 | +-.EX | |
24 | ++.\" .EX | |
25 | ++.nf | |
26 | + \fBtar \-cvf etc.tar /etc\fP | |
27 | + または、 | |
28 | + \fBtar \-c \-v \-f etc.tar /etc\fP | |
29 | +-.EE | |
30 | ++.fi | |
31 | ++.\" .EE | |
32 | + .PP | |
33 | + \fBGNU スタイル\fP、すなわち\fB長いオプション形式\fPでは、 各オプションは、2 個のダッシュに続く意味を持った名前であり、 | |
34 | + 小文字とダッシュから構成されている。使用に当たって、長いオプションは、 | |
35 | +@@ -140,19 +151,28 @@ | |
36 | + .PP | |
37 | + 上記のコマンド例をこの形式で書くには、次のようないくつかの方法がある。 | |
38 | + .PP | |
39 | +-.EX | |
40 | ++.\" .EX | |
41 | ++.nf | |
42 | + \fBtar \-\-create \-\-file etc.tar \-\-verbose /etc\fP | |
43 | +-.EE | |
44 | ++.\" .EE | |
45 | + または (オプションをいくつか短縮して)、 | |
46 | +-.EX | |
47 | ++.\" .EX | |
21 | 48 | \fBtar \-\-cre \-\-file=etc.tar \-\-verb /etc\fP |
22 | - .EE | |
49 | +-.EE | |
50 | ++.fi | |
51 | ++.\" .EE | |
23 | 52 | +.IP "[\fB訳注\fP]:" 8 |
24 | 53 | +二番目の用例は、失敗すると思う。現在では、\fB\-\-verbose\fP のほかに |
25 | 54 | +\fB\-\-verbatim\-files\-from\fP というオプションもあるので、 |
@@ -36,7 +65,7 @@ | ||
36 | 65 | .TP |
37 | 66 | \fB\-A\fP, \fB\-\-catenate\fP, \fB\-\-concatenate\fP |
38 | 67 | アーカイブを別のアーカイブの末尾に追加する。 |
39 | -@@ -244,6 +260,23 @@ | |
68 | +@@ -250,6 +270,23 @@ | |
40 | 69 | \fB\-\-listed\-incremental\fP は引き数を取ることになっているので、\fIFILE\fP |
41 | 70 | の指定が必要なだけなのだ。それ故、\fIFILE\fP として \fB/dev/null\fP |
42 | 71 | を使うのは、常套手段である。 |
@@ -60,7 +89,7 @@ | ||
60 | 89 | .TP |
61 | 90 | \fB\-\-hole\-detection\fP=\fIMETHOD\fP |
62 | 91 | スパースファイル (sparse file) の穴 (hole) の検出に |
63 | -@@ -353,7 +386,6 @@ | |
92 | +@@ -359,7 +396,6 @@ | |
64 | 93 | .SS 出力ストリームに関する選択 |
65 | 94 | .TP |
66 | 95 | \fB\-\-ignore\-command\-error\fP |
@@ -68,7 +97,7 @@ | ||
68 | 97 | サブプロセスの終了コードを無視する。 |
69 | 98 | .TP |
70 | 99 | \fB\-\-no\-ignore\-command\-error\fP |
71 | -@@ -438,9 +470,10 @@ | |
100 | +@@ -444,9 +480,10 @@ | |
72 | 101 | .TP |
73 | 102 | \fBTAR_FORMAT\fP |
74 | 103 | 処理しているアーカイブのフォーマット。\fBgnu\fP, \fBoldgnu\fP, \fBposix\fP, |
@@ -82,7 +111,7 @@ | ||
82 | 111 | .RE |
83 | 112 | .SS ファイル属性の操作 |
84 | 113 | .TP |
85 | -@@ -492,6 +525,11 @@ | |
114 | +@@ -498,6 +535,11 @@ | |
86 | 115 | .TP |
87 | 116 | \fB\-\-no\-same\-owner\fP |
88 | 117 | 実行ユーザ自身の資格でファイルを抽出する (一般ユーザのデフォルト)。 |
@@ -94,7 +123,7 @@ | ||
94 | 123 | .TP |
95 | 124 | \fB\-\-no\-same\-permissions\fP |
96 | 125 | アーカイブから許可属性を抽出する際、実行ユーザの umask を適用する (一般ユーザのデフォルト)。 |
97 | -@@ -567,6 +605,15 @@ | |
126 | +@@ -573,6 +615,15 @@ | |
98 | 127 | について、格納や抽出から除外するパターンを指定する。\fIPATTERN\fP は POSIX |
99 | 128 | の正規表現である。たとえば、\fB\-\-xattrs\-exclude='^user.'\fP |
100 | 129 | と指定すれば、名前空間 user の属性を除外することになる。 |
@@ -110,7 +139,7 @@ | ||
110 | 139 | .TP |
111 | 140 | \fB\-\-xattrs\-include=\fP\fIPATTERN\fP |
112 | 141 | xattr のキーについて、格納や抽出時にインクルードするパターンを指定する。 |
113 | -@@ -632,6 +679,7 @@ | |
142 | +@@ -640,6 +691,7 @@ | |
114 | 143 | 新しいボリューム名を \fBtar\fP |
115 | 144 | に伝えるために使うことができるファイルディスクリプタ。 |
116 | 145 | .RE |
@@ -118,7 +147,7 @@ | ||
118 | 147 | .RS |
119 | 148 | |
120 | 149 | 指定された info script が失敗した場合、\fBtar\fP |
121 | -@@ -723,6 +771,12 @@ | |
150 | +@@ -731,6 +783,12 @@ | |
122 | 151 | を付けて、アーカイブを作成する。 |
123 | 152 | 内容表示や抽出をする際にこのオプションを指定した場合は、\fITEXT\fP |
124 | 153 | をボリューム名の glob パターンとして使用する。 |
@@ -131,7 +160,20 @@ | ||
131 | 160 | .SS 圧縮オプション |
132 | 161 | .TP |
133 | 162 | \fB\-a\fP, \fB\-\-auto\-compress\fP |
134 | -@@ -784,9 +838,9 @@ | |
163 | +@@ -740,6 +798,12 @@ | |
164 | + データを \fICOMMAND\fP でフィルタする。コマンドは、伸長するための | |
165 | + \fB\-d\fP オプションを解するものでなければならない。 | |
166 | + 引き数にはコマンドラインオプションも含めることができる。 | |
167 | ++.RS | |
168 | ++.IP "[\fB訳注\fP]" 8 | |
169 | ++圧縮・伸長プログラムが \fB\-d\fP | |
170 | ++オプションを解しさえすればよいのであって、抽出・内容表示時に | |
171 | ++\fICOMMAND\fP 中で \fB\-d\fP を指定する必要があるということではない。 | |
172 | ++.RE | |
173 | + .TP | |
174 | + \fB\-j\fP, \fB\-\-bzip2\fP | |
175 | + アーカイブを \fBbzip2\fP(1) でフィルタする。 | |
176 | +@@ -792,9 +856,9 @@ | |
135 | 177 | .TP |
136 | 178 | \fBnever\fP, \fBsimple\fP |
137 | 179 | 常に単純形式のバックアップを行う。 |
@@ -143,7 +185,7 @@ | ||
143 | 185 | \fICONTROL\fP が指定されない場合、環境変数 \fBVERSION_CONTROL\fP |
144 | 186 | から値を取得する。それも指定されていない場合は、\fBexisting\fP |
145 | 187 | が指定されているものと見なされる。 |
146 | -@@ -819,6 +873,13 @@ | |
188 | +@@ -827,6 +891,13 @@ | |
147 | 189 | ディレクトリをダンプする前に、\fIFILE\fP というファイルがそこに含まれているかを調べる。 |
148 | 190 | 含まれている場合は、そのファイルから除外パターンを読み込む。 |
149 | 191 | このパターンは、そのディレクトリにのみ影響する。 |
@@ -157,7 +199,7 @@ | ||
157 | 199 | .TP |
158 | 200 | \fB\-\-exclude\-ignore\-recursive=\fP\fIFILE\fP |
159 | 201 | \fB\-\-exclude\-ignore\fP と同様であるが、\fIFILE\fP |
160 | -@@ -862,6 +923,20 @@ | |
202 | +@@ -870,6 +941,20 @@ | |
161 | 203 | .TP |
162 | 204 | \fB\-\-no\-recursion\fP |
163 | 205 | ディレクトリにおいて自動的な下降をしないようにする。 |
@@ -178,7 +220,7 @@ | ||
178 | 220 | .TP |
179 | 221 | \fB\-\-no\-unquote\fP |
180 | 222 | 指定された入力ファイル名やメンバー名中の、バックスラッシュでクォートされたシーケンスを解釈・変換しない |
181 | -@@ -886,6 +961,15 @@ | |
223 | +@@ -894,6 +979,15 @@ | |
182 | 224 | (つまり、\fB\-T\fP オプションでダッシュで始まる名前の特別扱いをしなくなる)。 |
183 | 225 | |
184 | 226 | \fB\-\-verbatim\-files\-from\fP も参照すること。 |
@@ -194,7 +236,7 @@ | ||
194 | 236 | .TP |
195 | 237 | \fB\-N\fP, \fB\-\-newer\fP=\fIDATE\fP, \fB\-\-after\-date\fP=\fIDATE\fP |
196 | 238 | DATE より新しいファイルのみを格納する。 \fIDATE\fP が \fB/\fP または \fB.\fP で始まっている場合は、 |
197 | -@@ -911,11 +995,23 @@ | |
239 | +@@ -919,11 +1013,23 @@ | |
198 | 240 | 別の指定がないかぎり、\fIFILE\fP の内容は、ASCII \fBLF\fP で区切られた名前のリストでなければならない (つまり、1 行に 1 |
199 | 241 | 個の名前だ)。 読み込まれた名前は、コマンドラインの引き数と同じやり方で処理される。 すなわち、引用符が除去され、単語に分割され、そして、ダッシュ |
200 | 242 | (\fB\-\fP) で始まる文字列があれば、\fBtar\fP のコマンドラインオプションとして処理される。 |
@@ -218,7 +260,7 @@ | ||
218 | 260 | .TP |
219 | 261 | \fB\-\-unquote\fP |
220 | 262 | 指定された入力ファイル名やメンバー名中の、バックスラッシュでクォートされたシーケンスを解釈・変換する |
221 | -@@ -1014,7 +1110,7 @@ | |
263 | +@@ -1022,7 +1128,7 @@ | |
222 | 264 | 内容表示や抽出をする際、検索の基準にマッチしないディレクトリに出会うごとに、その旨表示する |
223 | 265 | (訳注: 要するに、何らかの理由で、内容表示や抽出をスキップするディレクトリがあれば、 |
224 | 266 | それを知らせるということ。\fBinfo tar verbose\fP |
@@ -227,7 +269,7 @@ | ||
227 | 269 | .TP |
228 | 270 | \fB\-\-show\-transformed\-names\fP, \fB\-\-show\-stored\-names\fP |
229 | 271 | ファイル名やアーカイブ名を表示する際、\fB\-\-strip\fP や \fB\-\-transform\fP オプションで変更した後の名前を使う (訳注: |
230 | -@@ -1129,6 +1225,7 @@ | |
272 | +@@ -1137,6 +1243,7 @@ | |
231 | 273 | .EX |
232 | 274 | $ tar \-\-warning=decompress\-program \-x \-f archive.Z |
233 | 275 | tar (child): cannot run compress: No such file or directory |
@@ -235,7 +277,7 @@ | ||
235 | 277 | tar (child): trying gzip |
236 | 278 | .EE |
237 | 279 | |
238 | -@@ -1224,9 +1321,18 @@ | |
280 | +@@ -1232,9 +1339,18 @@ | |
239 | 281 | .ad |
240 | 282 | This is free software: you are free to change and redistribute it. There is |
241 | 283 | NO WARRANTY, to the extent permitted by law. |
@@ -7,7 +7,7 @@ msgid "" | ||
7 | 7 | msgstr "" |
8 | 8 | "Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n" |
9 | 9 | "POT-Creation-Date: 2020-01-01 19:44+0900\n" |
10 | -"PO-Revision-Date: 2020-02-28 10:12+0900\n" | |
10 | +"PO-Revision-Date: 2020-10-14 09:23+0900\n" | |
11 | 11 | "Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n" |
12 | 12 | "Language-Team: Linux JM project <linuxjm-discuss@lists.osdn.me>\n" |
13 | 13 | "Language: \n" |
@@ -239,15 +239,13 @@ msgid "" | ||
239 | 239 | "of the program, which stands for B<t>ape B<ar>chiver), which can be located " |
240 | 240 | "either on the local or on a remote machine." |
241 | 241 | msgstr "" |
242 | -"GNU B<tar> " | |
243 | -"は、アーカイブプログラムである。アーカイブプログラムとは、複数のファイルを " | |
244 | -"1 個のファイル (B<アーカイブ>) に格納したり、 " | |
245 | -"そうしたアーカイブを操作したりするためのプログラムだ。 " | |
246 | -"アーカイブは、通常ファイルであってもよく、デバイスであってもよい " | |
247 | -"(後者の一例がテープドライブであり、このプログラムの名前は、そこから来ている。 " | |
248 | -"すなわち、B<t>ape B<ar>chiver ということだ)。 " | |
249 | -"そうしたファイルやデバイスは、ローカルマシンにあってもよく、 " | |
250 | -"リモートマシンにあってもよい。" | |
242 | +"GNU B<tar> は、アーカイブプログラムである。\n" | |
243 | +"アーカイブプログラムとは、複数のファイルを 1 個のファイル (B<アーカイブ>)\n" | |
244 | +"に格納したり、そうしたアーカイブを操作したりするためのプログラムだ。\n" | |
245 | +"アーカイブは、通常ファイルであってもよく、デバイスであってもよい\n" | |
246 | +"(後者の一例がテープドライブであり、このプログラムの名前は、そこから来ている。\n" | |
247 | +"すなわち、B<t>ape B<ar>chiver ということだ)。\n" | |
248 | +"そうしたファイルやデバイスは、ローカルマシンにあってもよく、リモートマシンにあってもよい。" | |
251 | 249 | |
252 | 250 | #. type: SS |
253 | 251 | #: tar.man:93 |
@@ -270,7 +268,7 @@ msgstr "" | ||
270 | 268 | "そうしたオプションが引き数を要求する場合に、その引き数になる。\n" |
271 | 269 | "なお、そうした引き数は、オプション文字と同じ順番で読み込まれる。\n" |
272 | 270 | "すべてのオプションの処理が終わった後で、コマンドラインに残っている単語があれば、\n" |
273 | -"それは、オプションの引き数ではない引き数として扱われる。\n" | |
271 | +"それは、オプションとは関係のない引き数として扱われる。\n" | |
274 | 272 | "すなわち、ファイルやアーカイブメンバーの名前である。" |
275 | 273 | |
276 | 274 | #. type: Plain text |
@@ -487,7 +485,7 @@ msgstr "" | ||
487 | 485 | "引き数は任意だが、指定するなら、比較したいアーカイブのメンバーである。\n" |
488 | 486 | "指定しない場合は、カレントワーキングディレクトリを指定したものと見なされる。\n" |
489 | 487 | "(訳注: info マニュアルの説明は少し違い、「メンバーを 1 つも指定しない場合、\n" |
490 | -"B<tar> はアーカイブ全体を比較する」となっている。)" | |
488 | +"B<tar> は全アーカイブを比較する」となっている。)" | |
491 | 489 | |
492 | 490 | #. type: TP |
493 | 491 | #: tar.man:191 |
@@ -565,7 +563,7 @@ msgstr "" | ||
565 | 563 | "はボリュームラベルを各引き数と比較する。引き数にマッチするラベルがあった場合は、コード\n" |
566 | 564 | "B<0> で終了し、なかった場合は、\n" |
567 | 565 | "コード B<1> で終了する。その際、B<-v> (B<--verbose>)\n" |
568 | -"オプションが一緒に指定されないかぎり、出力に何も表示されない。" | |
566 | +"オプションが一緒に指定されないかぎり、出力には何も表示されない。" | |
569 | 567 | |
570 | 568 | #. type: Plain text |
571 | 569 | #: tar.man:218 |
@@ -588,12 +586,12 @@ msgid "" | ||
588 | 586 | "several members of the same name, corresponding to various versions of the " |
589 | 587 | "same file." |
590 | 588 | msgstr "" |
591 | -"アーカイブ内の同名のコピーより新しいファイルだけを追加する。 " | |
592 | -"引き数の意味は、B<-c> や B<-r> オプションと同じである。 " | |
593 | -"気を付けてほしいが、新しいファイルが、古いアーカイブコピーに置き換わるわけではない。 " | |
594 | -"そうではなくて、アーカイブの末尾に追加されるのである。 " | |
595 | -"従って、作成されたアーカイブには、同じファイルの様々なバージョンに当たる、 " | |
596 | -"同じ名前の複数のメンバーが含まれるかもしれない。" | |
589 | +"アーカイブ内の同名のコピーより新しいファイルだけを追加する。\n" | |
590 | +"引き数の意味は、B<-c> や B<-r> オプションと同じである。\n" | |
591 | +"気を付けてほしいが、新しいファイルが、古いアーカイブコピーに置き換わるわけではない。\n" | |
592 | +"そうではなくて、アーカイブの末尾に追加されるのである。\n" | |
593 | +"従って、作成されたアーカイブには、\n" | |
594 | +"同じファイルの様々なバージョンに当たる、同じ名前の複数のメンバーが含まれることがある。" | |
597 | 595 | |
598 | 596 | #. type: TP |
599 | 597 | #: tar.man:226 |
@@ -915,7 +913,7 @@ msgid "" | ||
915 | 913 | "file." |
916 | 914 | msgstr "" |
917 | 915 | "スパースファイルを効率的に取り扱う。ファイルシステム上のファイルの中には、\n" |
918 | -"実際の書き込みが一度も行われたことのないセグメントを含むものがある\n" | |
916 | +"実際の書き込みが一度も行われていないセグメントを含むものがある\n" | |
919 | 917 | "(そうしたものが B<DBM>\n" |
920 | 918 | "のようなシステムで作られたデータベースファイルだったりするのは、よくあることだ)。\n" |
921 | 919 | "このオプションを指定すると、B<tar> は、ファイルをアーカイブに入れる前に、\n" |
@@ -935,7 +933,7 @@ msgid "" | ||
935 | 933 | "These options control B<tar> actions when extracting a file over an existing " |
936 | 934 | "copy on disk." |
937 | 935 | msgstr "" |
938 | -"以下のオプションは、アーカイブからファイルを抽出することで、\n" | |
936 | +"以下のオプションは、アーカイブからファイルを抽出することによって、\n" | |
939 | 937 | "ディスク上にある同名ファイルの上書きが生じる場合の tar の挙動を制御する。" |
940 | 938 | |
941 | 939 | #. type: TP |
@@ -1925,11 +1923,10 @@ msgid "" | ||
1925 | 1923 | "remote machine. The part before the colon is taken as the machine name or " |
1926 | 1924 | "IP address, and the part after it as the file or device pathname, e.g.:" |
1927 | 1925 | msgstr "" |
1928 | -"アーカイブ名にコロンが含まれている場合、それは、リモートマシンのファイルかデバイスである。 " | |
1929 | -"コロンの前の部分はマシン名または IP " | |
1930 | -"アドレスと見なされ、 " | |
1931 | -"コロンの後の部分はファイルまたはデバイスのパス名と見なされる。 " | |
1932 | -"例:" | |
1926 | +"アーカイブ名にコロンが含まれている場合、それは、リモートマシンのファイルかデバイスである。\n" | |
1927 | +"コロンの前の部分はマシン名または\n" | |
1928 | +"IP アドレスと見なされ、コロンの後の部分はファイルまたはデバイスのパス名と見なされる。\n" | |
1929 | +"例を挙げよう。" | |
1933 | 1930 | |
1934 | 1931 | #. type: Plain text |
1935 | 1932 | #: tar.man:635 |
@@ -2312,8 +2309,8 @@ msgid "" | ||
2312 | 2309 | "Control pax keywords when creating B<PAX> archives (B<-H pax>). This option " |
2313 | 2310 | "is equivalent to the B<-o> option of the B<pax>(1)B<utility.>" |
2314 | 2311 | msgstr "" |
2315 | -"(B<-H pax> で) B<PAX> アーカイブを作成する際に\n" | |
2316 | -"pax のキーワードを調節する。このオプションは B<pax>(1)\n" | |
2312 | +"(B<-H pax> で) B<PAX> アーカイブを作成する際の\n" | |
2313 | +"pax のキーワードを調整する。このオプションは B<pax>(1)\n" | |
2317 | 2314 | "ユーティリティの B<-o> オプションと等価である。" |
2318 | 2315 | |
2319 | 2316 | #. type: TP |
@@ -3500,7 +3497,7 @@ msgstr "" | ||
3500 | 3497 | #. type: Plain text |
3501 | 3498 | #: tar.man:1129 |
3502 | 3499 | msgid "Multiple B<--warning> messages accumulate." |
3503 | -msgstr "B<--warning> のメッセージを複数指定すると、前のものに後のものが積み重なって行く。" | |
3500 | +msgstr "B<--warning> のメッセージを複数指定すると、前の指定に後のものが積み重なって行く。" | |
3504 | 3501 | |
3505 | 3502 | #. type: Plain text |
3506 | 3503 | #: tar.man:1131 |
@@ -3587,9 +3584,7 @@ msgstr "B<xdev>" | ||
3587 | 3584 | #. type: Plain text |
3588 | 3585 | #: tar.man:1155 |
3589 | 3586 | msgid "%s: file is on a different filesystem; not dumped" |
3590 | -msgstr "" | |
3591 | -"%s: " | |
3592 | -"ファイルが異なるファイルシステム上にあるので、ダンプしません" | |
3587 | +msgstr "%s: ファイルが異なるファイルシステム上にあるので、ダンプしません" | |
3593 | 3588 | |
3594 | 3589 | #. type: TP |
3595 | 3590 | #: tar.man:1155 |
@@ -3600,7 +3595,7 @@ msgstr "B<file-ignored>" | ||
3600 | 3595 | #. type: Plain text |
3601 | 3596 | #: tar.man:1158 |
3602 | 3597 | msgid "%s: Unknown file type; file ignored" |
3603 | -msgstr "%s: 未知のファイルタイプ。このファイルは無視します" | |
3598 | +msgstr "%s: 未知のファイルタイプです。このファイルは無視します" | |
3604 | 3599 | |
3605 | 3600 | #. type: Plain text |
3606 | 3601 | #: tar.man:1160 |
@@ -3632,7 +3627,7 @@ msgstr "B<ignore-archive>" | ||
3632 | 3627 | #. type: Plain text |
3633 | 3628 | #: tar.man:1168 |
3634 | 3629 | msgid "%s: file is the archive; not dumped" |
3635 | -msgstr "%s: ファイルがこのアーカイブなので、ダンプしません" | |
3630 | +msgstr "%s: ファイルがこのアーカイブそのものなので、ダンプしません" | |
3636 | 3631 | |
3637 | 3632 | #. type: TP |
3638 | 3633 | #: tar.man:1168 |
@@ -3654,7 +3649,7 @@ msgstr "B<file-changed>" | ||
3654 | 3649 | #. type: Plain text |
3655 | 3650 | #: tar.man:1174 |
3656 | 3651 | msgid "%s: file changed as we read it" |
3657 | -msgstr "%s: 読み込んだファイルが変更されています" | |
3652 | +msgstr "%s: ファイルが読み込み中に変更されました" | |
3658 | 3653 | |
3659 | 3654 | #. type: TP |
3660 | 3655 | #: tar.man:1174 |
@@ -3713,9 +3708,7 @@ msgstr "B<contiguous-cast>" | ||
3713 | 3708 | #. type: Plain text |
3714 | 3709 | #: tar.man:1193 |
3715 | 3710 | msgid "Extracting contiguous files as regular files" |
3716 | -msgstr "" | |
3717 | -"連続したファイル (configuous files) " | |
3718 | -"を普通のファイルとして取り出します" | |
3711 | +msgstr "連続したファイル (contiguous files) を普通のファイルとして取り出します" | |
3719 | 3712 | |
3720 | 3713 | #. type: TP |
3721 | 3714 | #: tar.man:1193 |
@@ -3737,7 +3730,7 @@ msgstr "B<unknown-cast>" | ||
3737 | 3730 | #. type: Plain text |
3738 | 3731 | #: tar.man:1199 |
3739 | 3732 | msgid "%s: Unknown file type '%c', extracted as normal file" |
3740 | -msgstr "%s: 未知のファイルタイプ '%c'、通常のファイルとして抽出します" | |
3733 | +msgstr "%s: 未知のファイルタイプ '%c'。通常のファイルとして抽出します" | |
3741 | 3734 | |
3742 | 3735 | #. type: TP |
3743 | 3736 | #: tar.man:1199 |
@@ -3843,12 +3836,12 @@ msgstr "B<new-directory>" | ||
3843 | 3836 | #. type: Plain text |
3844 | 3837 | #: tar.man:1234 |
3845 | 3838 | msgid "%s: Directory is new" |
3846 | -msgstr "%s: ディレクトリは新しく作られました" | |
3839 | +msgstr "%s: ディレクトリが新しく作られました" | |
3847 | 3840 | |
3848 | 3841 | #. type: Plain text |
3849 | 3842 | #: tar.man:1237 |
3850 | 3843 | msgid "%s: directory is on a different device: not purging" |
3851 | -msgstr "%s: ディレクトリは異なるデバイス上にあるので消去しません" | |
3844 | +msgstr "%s: ディレクトリが異なるデバイス上にあるので消去しません" | |
3852 | 3845 | |
3853 | 3846 | #. type: TP |
3854 | 3847 | #: tar.man:1237 |
@@ -92,10 +92,13 @@ tar \- アーカイブユーティリティ | ||
92 | 92 | .PP |
93 | 93 | この man ページと \fBGNU Tar Manual\fP の内容に食い違いがある場合は、後者の方が信頼できる情報源である。 |
94 | 94 | .SH 説明 |
95 | -GNU \fBtar\fP は、アーカイブプログラムである。アーカイブプログラムとは、複数のファイルを 1 個のファイル (\fBアーカイブ\fP) に格納したり、 | |
96 | -そうしたアーカイブを操作したりするためのプログラムだ。 アーカイブは、通常ファイルであってもよく、デバイスであってもよい | |
97 | -(後者の一例がテープドライブであり、このプログラムの名前は、そこから来ている。 すなわち、\fBt\fPape \fBar\fPchiver ということだ)。 | |
98 | -そうしたファイルやデバイスは、ローカルマシンにあってもよく、 リモートマシンにあってもよい。 | |
95 | +GNU \fBtar\fP は、アーカイブプログラムである。 | |
96 | +アーカイブプログラムとは、複数のファイルを 1 個のファイル (\fBアーカイブ\fP) | |
97 | +に格納したり、そうしたアーカイブを操作したりするためのプログラムだ。 | |
98 | +アーカイブは、通常ファイルであってもよく、デバイスであってもよい | |
99 | +(後者の一例がテープドライブであり、このプログラムの名前は、そこから来ている。 | |
100 | +すなわち、\fBt\fPape \fBar\fPchiver ということだ)。 | |
101 | +そうしたファイルやデバイスは、ローカルマシンにあってもよく、リモートマシンにあってもよい。 | |
99 | 102 | .PP |
100 | 103 | |
101 | 104 | .SS オプション形式 |
@@ -104,7 +107,7 @@ GNU \fBtar\fP のオプションは、3 つの異なる形式で指定できる | ||
104 | 107 | そうしたオプションが引き数を要求する場合に、その引き数になる。 |
105 | 108 | なお、そうした引き数は、オプション文字と同じ順番で読み込まれる。 |
106 | 109 | すべてのオプションの処理が終わった後で、コマンドラインに残っている単語があれば、 |
107 | -それは、オプションの引き数ではない引き数として扱われる。 | |
110 | +それは、オプションとは関係のない引き数として扱われる。 | |
108 | 111 | すなわち、ファイルやアーカイブメンバーの名前である。 |
109 | 112 | .PP |
110 | 113 | たとえば、\fBc\fP オプションは、アーカイブの作成を指示し、\fBv\fP オプションは、 |
@@ -132,11 +135,13 @@ tar に命じている。 | ||
132 | 135 | .PP |
133 | 136 | 上で例示したコマンドは、 \fB短いオプション形式\fPで書けば、以下のようになるだろう。 |
134 | 137 | .PP |
135 | -.EX | |
138 | +.\" .EX | |
139 | +.nf | |
136 | 140 | \fBtar \-cvf etc.tar /etc\fP |
137 | 141 | または、 |
138 | 142 | \fBtar \-c \-v \-f etc.tar /etc\fP |
139 | -.EE | |
143 | +.fi | |
144 | +.\" .EE | |
140 | 145 | .PP |
141 | 146 | \fBGNU スタイル\fP、すなわち\fB長いオプション形式\fPでは、 各オプションは、2 個のダッシュに続く意味を持った名前であり、 |
142 | 147 | 小文字とダッシュから構成されている。使用に当たって、長いオプションは、 |
@@ -146,13 +151,15 @@ tar に命じている。 | ||
146 | 151 | .PP |
147 | 152 | 上記のコマンド例をこの形式で書くには、次のようないくつかの方法がある。 |
148 | 153 | .PP |
149 | -.EX | |
154 | +.\" .EX | |
155 | +.nf | |
150 | 156 | \fBtar \-\-create \-\-file etc.tar \-\-verbose /etc\fP |
151 | -.EE | |
157 | +.\" .EE | |
152 | 158 | または (オプションをいくつか短縮して)、 |
153 | -.EX | |
159 | +.\" .EX | |
154 | 160 | \fBtar \-\-cre \-\-file=etc.tar \-\-verb /etc\fP |
155 | -.EE | |
161 | +.fi | |
162 | +.\" .EE | |
156 | 163 | .IP "[\fB訳注\fP]:" 8 |
157 | 164 | 二番目の用例は、失敗すると思う。現在では、\fB\-\-verbose\fP のほかに |
158 | 165 | \fB\-\-verbatim\-files\-from\fP というオプションもあるので、 |
@@ -190,7 +197,7 @@ tar に命じている。 | ||
190 | 197 | 引き数は任意だが、指定するなら、比較したいアーカイブのメンバーである。 |
191 | 198 | 指定しない場合は、カレントワーキングディレクトリを指定したものと見なされる。 |
192 | 199 | (訳注: info マニュアルの説明は少し違い、「メンバーを 1 つも指定しない場合、 |
193 | -\fBtar\fP はアーカイブ全体を比較する」となっている。) | |
200 | +\fBtar\fP は全アーカイブを比較する」となっている。) | |
194 | 201 | .TP |
195 | 202 | \fB\-\-delete\fP |
196 | 203 | アーカイブから削除する。引き数はアーカイブから削除するメンバーの名前である。少なくとも |
@@ -212,14 +219,17 @@ tar に命じている。 | ||
212 | 219 | はボリュームラベルを各引き数と比較する。引き数にマッチするラベルがあった場合は、コード |
213 | 220 | \fB0\fP で終了し、なかった場合は、 |
214 | 221 | コード \fB1\fP で終了する。その際、\fB\-v\fP (\fB\-\-verbose\fP) |
215 | -オプションが一緒に指定されないかぎり、出力に何も表示されない。 | |
222 | +オプションが一緒に指定されないかぎり、出力には何も表示されない。 | |
216 | 223 | |
217 | 224 | これと等価な短いオプションはない。 |
218 | 225 | .TP |
219 | 226 | \fB\-u\fP, \fB\-\-update\fP |
220 | -アーカイブ内の同名のコピーより新しいファイルだけを追加する。 引き数の意味は、\fB\-c\fP や \fB\-r\fP オプションと同じである。 | |
221 | -気を付けてほしいが、新しいファイルが、古いアーカイブコピーに置き換わるわけではない。 そうではなくて、アーカイブの末尾に追加されるのである。 | |
222 | -従って、作成されたアーカイブには、同じファイルの様々なバージョンに当たる、 同じ名前の複数のメンバーが含まれるかもしれない。 | |
227 | +アーカイブ内の同名のコピーより新しいファイルだけを追加する。 | |
228 | +引き数の意味は、\fB\-c\fP や \fB\-r\fP オプションと同じである。 | |
229 | +気を付けてほしいが、新しいファイルが、古いアーカイブコピーに置き換わるわけではない。 | |
230 | +そうではなくて、アーカイブの末尾に追加されるのである。 | |
231 | +従って、作成されたアーカイブには、 | |
232 | +同じファイルの様々なバージョンに当たる、同じ名前の複数のメンバーが含まれることがある。 | |
223 | 233 | .TP |
224 | 234 | \fB\-x\fP, \fB\-\-extract\fP, \fB\-\-get\fP |
225 | 235 | アーカイブからファイルを抽出する。引き数は任意である。 引き数が指定された場合、抽出するアーカイブメンバーの名前となる。 |
@@ -329,7 +339,7 @@ level 1 のインクリメンタルアーカイブが出来るわけだ。 | ||
329 | 339 | .TP |
330 | 340 | \fB\-S\fP, \fB\-\-sparse\fP |
331 | 341 | スパースファイルを効率的に取り扱う。ファイルシステム上のファイルの中には、 |
332 | -実際の書き込みが一度も行われたことのないセグメントを含むものがある | |
342 | +実際の書き込みが一度も行われていないセグメントを含むものがある | |
333 | 343 | (そうしたものが \fBDBM\fP |
334 | 344 | のようなシステムで作られたデータベースファイルだったりするのは、よくあることだ)。 |
335 | 345 | このオプションを指定すると、\fBtar\fP は、ファイルをアーカイブに入れる前に、 |
@@ -337,7 +347,7 @@ level 1 のインクリメンタルアーカイブが出来るわけだ。 | ||
337 | 347 | そして、もしそうなら、ファイル中の空っぽの部分をダンプしないことによって、 |
338 | 348 | 生成するアーカイブのサイズを小さくする。 |
339 | 349 | .SS 上書きの制御 |
340 | -以下のオプションは、アーカイブからファイルを抽出することで、 | |
350 | +以下のオプションは、アーカイブからファイルを抽出することによって、 | |
341 | 351 | ディスク上にある同名ファイルの上書きが生じる場合の tar の挙動を制御する。 |
342 | 352 | .TP |
343 | 353 | \fB\-k\fP, \fB\-\-keep\-old\-files\fP |
@@ -626,8 +636,10 @@ xattr のキーについて、格納や抽出時にインクルードするパ | ||
626 | 636 | デフォルトの値は \fB\-\-show\-defaults\fP オプションを使って調べることができる。また、\fBtar \-\-help\fP |
627 | 637 | の出力の末尾を見てもわかる。 |
628 | 638 | |
629 | -アーカイブ名にコロンが含まれている場合、それは、リモートマシンのファイルかデバイスである。 コロンの前の部分はマシン名または IP アドレスと見なされ、 | |
630 | -コロンの後の部分はファイルまたはデバイスのパス名と見なされる。 例: | |
639 | +アーカイブ名にコロンが含まれている場合、それは、リモートマシンのファイルかデバイスである。 | |
640 | +コロンの前の部分はマシン名または | |
641 | +IP アドレスと見なされ、コロンの後の部分はファイルまたはデバイスのパス名と見なされる。 | |
642 | +例を挙げよう。 | |
631 | 643 | |
632 | 644 | .EX |
633 | 645 | \-\-file=remotehost:/dev/sr0 |
@@ -759,8 +771,8 @@ POSIX 1003.1\-1988 (ustar) 形式 | ||
759 | 771 | \fB\-\-format=v7\fP と同じ。 |
760 | 772 | .TP |
761 | 773 | \fB\-\-pax\-option\fP=\fIkeyword\fP[[:]=\fIvalue\fP][,\fIkeyword\fP[[:]=\fIvalue\fP]]... |
762 | -(\fB\-H pax\fP で) \fBPAX\fP アーカイブを作成する際に | |
763 | -pax のキーワードを調節する。このオプションは \fBpax\fP(1) | |
774 | +(\fB\-H pax\fP で) \fBPAX\fP アーカイブを作成する際の | |
775 | +pax のキーワードを調整する。このオプションは \fBpax\fP(1) | |
764 | 776 | ユーティリティの \fB\-o\fP オプションと等価である。 |
765 | 777 | .TP |
766 | 778 | \fB\-\-posix\fP |
@@ -786,6 +798,12 @@ pax のキーワードを調節する。このオプションは \fBpax\fP(1) | ||
786 | 798 | データを \fICOMMAND\fP でフィルタする。コマンドは、伸長するための |
787 | 799 | \fB\-d\fP オプションを解するものでなければならない。 |
788 | 800 | 引き数にはコマンドラインオプションも含めることができる。 |
801 | +.RS | |
802 | +.IP "[\fB訳注\fP]" 8 | |
803 | +圧縮・伸長プログラムが \fB\-d\fP | |
804 | +オプションを解しさえすればよいのであって、抽出・内容表示時に | |
805 | +\fICOMMAND\fP 中で \fB\-d\fP を指定する必要があるということではない。 | |
806 | +.RE | |
789 | 807 | .TP |
790 | 808 | \fB\-j\fP, \fB\-\-bzip2\fP |
791 | 809 | アーカイブを \fBbzip2\fP(1) でフィルタする。 |
@@ -1139,7 +1157,7 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP | ||
1139 | 1157 | \fIKEYWORD\fP の前に \fBno\-\fP を付ければ、そのメッセージは抑制され、 |
1140 | 1158 | 付けなければ、有効になる。 |
1141 | 1159 | |
1142 | -\fB\-\-warning\fP のメッセージを複数指定すると、前のものに後のものが積み重なって行く。 | |
1160 | +\fB\-\-warning\fP のメッセージを複数指定すると、前の指定に後のものが積み重なって行く。 | |
1143 | 1161 | |
1144 | 1162 | 以下のキーワードは \fBtar\fP の操作全般を制御するものである: |
1145 | 1163 | .RS |
@@ -1168,7 +1186,7 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP | ||
1168 | 1186 | "%s: ファイルが異なるファイルシステム上にあるので、ダンプしません" |
1169 | 1187 | .TP |
1170 | 1188 | \fBfile\-ignored\fP |
1171 | -"%s: 未知のファイルタイプ。このファイルは無視します" | |
1189 | +"%s: 未知のファイルタイプです。このファイルは無視します" | |
1172 | 1190 | .br |
1173 | 1191 | "%s: ソケットは無視します" |
1174 | 1192 | .br |
@@ -1178,13 +1196,13 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP | ||
1178 | 1196 | "%s: ファイルが変更されていないので、ダンプしません" |
1179 | 1197 | .TP |
1180 | 1198 | \fBignore\-archive\fP |
1181 | -"%s: ファイルがこのアーカイブなので、ダンプしません" | |
1199 | +"%s: ファイルがこのアーカイブそのものなので、ダンプしません" | |
1182 | 1200 | .TP |
1183 | 1201 | \fBfile\-removed\fP |
1184 | 1202 | "%s: ファイルが読み込む前に削除されました" |
1185 | 1203 | .TP |
1186 | 1204 | \fBfile\-changed\fP |
1187 | -"%s: 読み込んだファイルが変更されています" | |
1205 | +"%s: ファイルが読み込み中に変更されました" | |
1188 | 1206 | .TP |
1189 | 1207 | \fBfailed\-read\fP |
1190 | 1208 | 読み込み不能なファイルやディレクトリについての警告メッセージを抑止する。 |
@@ -1202,13 +1220,13 @@ tar の出力がどのようになるかについては、\fBGNU Tar Manual\fP | ||
1202 | 1220 | "%s: タイムスタンプ %s は %s 秒後の日時を示しています" |
1203 | 1221 | .TP |
1204 | 1222 | \fBcontiguous\-cast\fP |
1205 | -"連続したファイル (configuous files) を普通のファイルとして取り出します" | |
1223 | +"連続したファイル (contiguous files) を普通のファイルとして取り出します" | |
1206 | 1224 | .TP |
1207 | 1225 | \fBsymlink\-cast\fP |
1208 | 1226 | "シンボリックリンクをハードリンクとして取り出してみます" |
1209 | 1227 | .TP |
1210 | 1228 | \fBunknown\-cast\fP |
1211 | -"%s: 未知のファイルタイプ '%c'、通常のファイルとして抽出します" | |
1229 | +"%s: 未知のファイルタイプ '%c'。通常のファイルとして抽出します" | |
1212 | 1230 | .TP |
1213 | 1231 | \fBignore\-newer\fP |
1214 | 1232 | "現在の %s の方が新しいか同じです" |
@@ -1243,10 +1261,10 @@ tar (child): trying gzip | ||
1243 | 1261 | "%s: ディレクトリ名が変更されました" |
1244 | 1262 | .TP |
1245 | 1263 | \fBnew\-directory\fP |
1246 | -"%s: ディレクトリは新しく作られました" | |
1264 | +"%s: ディレクトリが新しく作られました" | |
1247 | 1265 | .TP |
1248 | 1266 | \fBxdev\fP |
1249 | -"%s: ディレクトリは異なるデバイス上にあるので消去しません" | |
1267 | +"%s: ディレクトリが異なるデバイス上にあるので消去しません" | |
1250 | 1268 | .TP |
1251 | 1269 | \fBbad\-dumpdir\fP |
1252 | 1270 | "不正形式の dumpdir: 'X' が未使用" |
@@ -1,5 +1,5 @@ | ||
1 | ---- getopt.1.orig 2020-04-15 17:31:10.836314658 +0900 | |
2 | -+++ getopt.1 2020-04-15 17:35:32.186933252 +0900 | |
1 | +--- getopt.1.orig 2020-09-25 10:13:43.892890240 +0900 | |
2 | ++++ getopt.1 2020-09-27 16:08:08.269317206 +0900 | |
3 | 3 | @@ -1,8 +1,45 @@ |
4 | 4 | +.\" getopt.c - Enhanced implementation of BSD getopt(1) |
5 | 5 | +.\" Copyright (c) 1997-2014 Frodo Looijaard <frodo@frodo.looijaard.name> |
@@ -39,7 +39,7 @@ | ||
39 | 39 | +.\" by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp> |
40 | 40 | +.\" Updated & Modified Sun Mar 2 15:11:49 JST 2003 |
41 | 41 | +.\" by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp> |
42 | -+.\" Updated & Modified (util-linux 2.34) Tue Apr 14 12:34:43 JST 2020 | |
42 | ++.\" Updated & Modified (util-linux 2.34) Fri Sep 25 10:16:02 JST 2020 | |
43 | 43 | +.\" by Yuichi SATO <ysato444@ybb.ne.jp> |
44 | 44 | +.\" and Yoichi Chonan <cyoichi@maple.ocn.ne.jp> |
45 | 45 | +.\" |
@@ -59,7 +59,7 @@ | ||
59 | 59 | 環境変数 \fBGETOPT_COMPATIBLE\fP |
60 | 60 | が設定されている場合や、最初のパラメータがオプションではない場合 (すなわち、'\fB\-\fP' |
61 | 61 | @@ -125,6 +167,29 @@ |
62 | - で対応するように、気を付けて指定しなければならない | |
62 | + で対応するように、気を付けて指定しなければならないのだ | |
63 | 63 | (「\fB用例\fP」セクションを参照)。すべての解析は、GNU \fBgetopt\fP(3) |
64 | 64 | のルーティンによって行われる。 |
65 | 65 | +.IP "[\fB訳注\fP]" |
@@ -78,7 +78,7 @@ | ||
78 | 78 | +「\fB用例\fP」で述べているスクリプトの見本を参照していただきたい。 |
79 | 79 | +.sp |
80 | 80 | +「シェル関数を呼んだときに渡す各パラメータは、\fBgetopt\fP |
81 | -+のパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1 | |
81 | ++に渡されるパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1 | |
82 | 82 | +で対応するように、気を付けて指定しなければならない」というのは、 |
83 | 83 | +シェル関数やシェルスクリプトに渡すパラメータでも、 |
84 | 84 | +それが空白などを含むようならクォートしなければならないのはもちろん、以下で説明するような |
@@ -88,7 +88,7 @@ | ||
88 | 88 | .PP |
89 | 89 | パラメータ群は左から右へ解析される。各パラメータは、ショートオプション、ロングオプション、 |
90 | 90 | オプションの引き数、オプションとは無関係なパラメータに分割分類される。 |
91 | -@@ -287,10 +352,30 @@ | |
91 | +@@ -287,19 +352,35 @@ | |
92 | 92 | 関数は、引き数が任意のロングオプションが、空の任意引き数を渡された場合でも、解析できる |
93 | 93 | (だが、ショートオプションについては、それができない)。この \fBgetopt\fP(1) |
94 | 94 | コマンドは、空の任意引き数を、引き数が存在しないかのように処理している。 |
@@ -117,5 +117,17 @@ | ||
117 | 117 | +すなわち、\fBgetopt \-o '' \-\-longoptions ...\fP |
118 | 118 | +のように使用しなければならない。 |
119 | 119 | .SH 作者 |
120 | - .MT frodo@frodo.looijaard.name | |
121 | - Frodo Looijaard | |
120 | +-.MT frodo@frodo.looijaard.name | |
121 | +-Frodo Looijaard | |
122 | +-.ME | |
123 | ++Frodo Looijaard <frodo@frodo.looijaard.name> | |
124 | + .SH 関連項目 | |
125 | + \fBbash\fP(1), \fBtcsh\fP(1), \fBgetopt\fP(3) | |
126 | + .SH 入手方法 | |
127 | +-この getopt コマンドは、util\-linux パッケージの一部であり、 | |
128 | +-.UR https://\:www.kernel.org\:/pub\:/linux\:/utils\:/util\-linux/ | |
129 | +-Linux Kernel Archive | |
130 | +-.UE | |
131 | ++この getopt コマンドは、util\-linux パッケージの一部であり、Linux Kernel Archive | |
132 | ++<https://\:www.kernel.org\:/pub\:/linux\:/utils\:/util\-linux/> | |
133 | + から入手できる。 |
@@ -7,7 +7,7 @@ msgid "" | ||
7 | 7 | msgstr "" |
8 | 8 | "Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n" |
9 | 9 | "POT-Creation-Date: 2019-12-08 15:44+0900\n" |
10 | -"PO-Revision-Date: 2020-04-15 20:55+0900\n" | |
10 | +"PO-Revision-Date: 2020-09-25 10:10+0900\n" | |
11 | 11 | "Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n" |
12 | 12 | "Language-Team: Linux JM project <linuxjm-discuss@lists.osdn.me>\n" |
13 | 13 | "Language: \n" |
@@ -381,8 +381,8 @@ msgstr "" | ||
381 | 381 | "ここで取り上げるパラメータ群が、元はと言えば、\n" |
382 | 382 | "シェル関数を呼んだときに渡したパラメータだったというのは、\n" |
383 | 383 | "ごく普通のことである。そこで、シェル関数を呼んだときに渡す各パラメータは、B<getopt>\n" |
384 | -"のパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1\n" | |
385 | -"で対応するように、気を付けて指定しなければならない\n" | |
384 | +"に渡されるパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1\n" | |
385 | +"で対応するように、気を付けて指定しなければならないのだ\n" | |
386 | 386 | "(「B<用例>」セクションを参照)。すべての解析は、GNU B<getopt>(3)\n" |
387 | 387 | "のルーティンによって行われる。" |
388 | 388 |
@@ -595,7 +595,7 @@ msgstr "" | ||
595 | 595 | "互換モードでは、オプションの引き数やオプションとは無関係なパラメータ中に、\n" |
596 | 596 | "ホワイトスペースや特殊文字があると、それを適切に処理できない。\n" |
597 | 597 | "そのため、互換モードの出力を渡されたシェルスクリプトは、\n" |
598 | -"その出力をどのように個々のパラメータに分割することを期待されているのか、わからないことになる。\n" | |
598 | +"その出力をどのように個々のパラメータに分割すればよいのか、わからないことになる。\n" | |
599 | 599 | "この問題を回避するために、B<getopt> のこの実装では、クォートによる保護を提供している。\n" |
600 | 600 | "要するに、出力を生成するとき、パラメータをひとつひとつ引用符で囲んでやるのである。この出力を\n" |
601 | 601 | "(たいていは、シェルの B<eval> コマンドを使って)\n" |
@@ -36,7 +36,7 @@ | ||
36 | 36 | .\" by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp> |
37 | 37 | .\" Updated & Modified Sun Mar 2 15:11:49 JST 2003 |
38 | 38 | .\" by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp> |
39 | -.\" Updated & Modified (util-linux 2.34) Tue Apr 14 12:34:43 JST 2020 | |
39 | +.\" Updated & Modified (util-linux 2.34) Fri Sep 25 10:16:02 JST 2020 | |
40 | 40 | .\" by Yuichi SATO <ysato444@ybb.ne.jp> |
41 | 41 | .\" and Yoichi Chonan <cyoichi@maple.ocn.ne.jp> |
42 | 42 | .\" |
@@ -163,8 +163,8 @@ getopt(3) の出すエラーメッセージを表示しない。 | ||
163 | 163 | ここで取り上げるパラメータ群が、元はと言えば、 |
164 | 164 | シェル関数を呼んだときに渡したパラメータだったというのは、 |
165 | 165 | ごく普通のことである。そこで、シェル関数を呼んだときに渡す各パラメータは、\fBgetopt\fP |
166 | -のパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1 | |
167 | -で対応するように、気を付けて指定しなければならない | |
166 | +に渡されるパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1 | |
167 | +で対応するように、気を付けて指定しなければならないのだ | |
168 | 168 | (「\fB用例\fP」セクションを参照)。すべての解析は、GNU \fBgetopt\fP(3) |
169 | 169 | のルーティンによって行われる。 |
170 | 170 | .IP "[\fB訳注\fP]" |
@@ -183,7 +183,7 @@ getopt(3) の出すエラーメッセージを表示しない。 | ||
183 | 183 | 「\fB用例\fP」で述べているスクリプトの見本を参照していただきたい。 |
184 | 184 | .sp |
185 | 185 | 「シェル関数を呼んだときに渡す各パラメータは、\fBgetopt\fP |
186 | -のパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1 | |
186 | +に渡されるパラメータリスト中のパラメータと 1 対 1 | |
187 | 187 | で対応するように、気を付けて指定しなければならない」というのは、 |
188 | 188 | シェル関数やシェルスクリプトに渡すパラメータでも、 |
189 | 189 | それが空白などを含むようならクォートしなければならないのはもちろん、以下で説明するような |
@@ -275,7 +275,7 @@ getopt(3) の出すエラーメッセージを表示しない。 | ||
275 | 275 | 互換モードでは、オプションの引き数やオプションとは無関係なパラメータ中に、 |
276 | 276 | ホワイトスペースや特殊文字があると、それを適切に処理できない。 |
277 | 277 | そのため、互換モードの出力を渡されたシェルスクリプトは、 |
278 | -その出力をどのように個々のパラメータに分割することを期待されているのか、わからないことになる。 | |
278 | +その出力をどのように個々のパラメータに分割すればよいのか、わからないことになる。 | |
279 | 279 | この問題を回避するために、\fBgetopt\fP のこの実装では、クォートによる保護を提供している。 |
280 | 280 | 要するに、出力を生成するとき、パラメータをひとつひとつ引用符で囲んでやるのである。この出力を |
281 | 281 | (たいていは、シェルの \fBeval\fP コマンドを使って) |
@@ -377,14 +377,10 @@ getopt の最初のパラメータの最初の文字が '\fB\-\fP' でない場 | ||
377 | 377 | すなわち、\fBgetopt \-o '' \-\-longoptions ...\fP |
378 | 378 | のように使用しなければならない。 |
379 | 379 | .SH 作者 |
380 | -.MT frodo@frodo.looijaard.name | |
381 | -Frodo Looijaard | |
382 | -.ME | |
380 | +Frodo Looijaard <frodo@frodo.looijaard.name> | |
383 | 381 | .SH 関連項目 |
384 | 382 | \fBbash\fP(1), \fBtcsh\fP(1), \fBgetopt\fP(3) |
385 | 383 | .SH 入手方法 |
386 | -この getopt コマンドは、util\-linux パッケージの一部であり、 | |
387 | -.UR https://\:www.kernel.org\:/pub\:/linux\:/utils\:/util\-linux/ | |
388 | -Linux Kernel Archive | |
389 | -.UE | |
384 | +この getopt コマンドは、util\-linux パッケージの一部であり、Linux Kernel Archive | |
385 | +<https://\:www.kernel.org\:/pub\:/linux\:/utils\:/util\-linux/> | |
390 | 386 | から入手できる。 |