「2.4.1.3. Grub バイオスパーティション」の注記にある
> Grub バイオスパーティションに対して求められることは、ブートディスクのパーティションタイプに対して必要になることです。
ですが、原文は
>The requirement for this partition depends only on the partition table type of the boot disk.
となっており
このパーティションの要件は起動ドライブのパーティションテーブルタイプのみに依存します。
のほうが分かりやすいのではないかと思いました。
「7.10.4. 自動的なファイル生成、削除の設定」の
>/etc/tmpfiles.d にある設定ファイルは /usr/lib/tmpfiles.d にある同名ファイルによりオーバーライドされます
ですが、原文は
>Files in /etc/tmpfiles.d override files with the same name in /usr/lib/tmpfiles.d.
となっており
/etc/tmpfiles.d にあるファイルは /usr/lib/tmpfiles.d 内の同名ファイルをオーバーライドします。
ではないでしょうか。
> >The requirement for this partition depends only on the partition table type of the boot disk.
> となっており
> このパーティションの要件は起動ドライブのパーティションテーブルタイプのみに依存します。
> のほうが分かりやすいのではないかと思いました。
まずご指摘部分の前段落についても、誤訳があったため、見直して修正しました。
ご指摘の部分、The requirement for this partition depends only on the partition table type of the boot disk. の訳です。requirement を要件と訳すことに、違和感がありこだわりがあります。少なくとも当該箇所における requirement は(英単語はもちろん名詞ですが)名詞として訳すと英文直訳的になり、日本語らしくないと捉えるこだわりがあります。私は著名な翻訳家、安西徹雄氏、別宮貞徳氏の著述に大いに影響を受けているところなのですが、そこから解釈する「英語は名詞中心、日本語は動詞中心」という特徴に照らして、動作を前面に出す訳出を心がけています。requirement は「要件」ではなく「~にとって必要になること」と訳すと、日本語文法的には後者も名詞であることに変わりがありませんが "必要になる" という動詞が含まれ、極めてやさしくわかりやすい日本語となると解釈します。これに引きづられて depends (only) on を「依存する」ではなく、そこに"合わせる"ことが必要であるという意訳でまとめました。